田舎者ですが(^◇^)

会津の四季やローカルな話題、日常の出来事などを不定期ながら少しずつ綴っていきます。

今を精一杯生きることの大切さ

2008-05-22 22:53:58 | テレビ番組

今夜、日本テレビ系列で7時から放送された2時間枠のドキュメンタリー番組「5年後、私は生きていますか?」を観て今を精一杯生きることの大切さを改めて考えさせられました。
元ミス日本の吉野ゆりえさんは社交ダンス競技のプロダンサーとして数々の栄光を手にしましたが、やがてパートナーであったご主人と離婚した後ガンを発病するという悲運に見舞われ、40歳を目前にして一時は絶望の淵に立たされました。
彼女は5年生存率7%の平滑筋肉腫(へいかつきんにくしゅ)というガンに侵されていたのです。
平滑筋肉腫は世界でも発症例が少ない上、研究者も少ないため、国の難病指定も受けていない病気で、未だに効果的な治療法がない(抗ガン薬や放射線療法は無効のため、手術が主体になる)のが現状です。
それ故に平滑筋肉腫は「忘れられたガン」と呼ばれていました。

そんな彼女が視覚障がい者に社交ダンスを指導することで絶望を希望に変えて前向きに精一杯生きる決意をします。
そしてガンと闘い入院と手術を繰り返しながらも視覚障がい者が踊る社交ダンスの大会を立ち上げるために日夜奮闘努力しました。
2006年の24時間テレビの中で開催された「ブラインドダンス大会」では、彼女の生徒たちが「ウリナリ芸能人社交ダンス部」のメンバーたちとペアを組み何と6人全員が決勝まで残って入賞するという好成績をあげました。

彼女が自分の生徒たち一人一人に向かい声に出して一所懸命応援する姿がとても印象的でした。
吉野ゆりえさんは自分の母親にも隠していた病気のことを少しでも多くの人に知ってもらいより良い治療への道が開かれることを願い、あえて平滑筋肉腫
であることをカミングアウトしました。
彼女の著書「いのちのダンス~舞姫の選択~」は河出書房新社 より5月13日に発売されています。
彼女はこの春、彼女の生徒たちが心を籠めて折った千羽鶴を胸に抱いて入院し、4度目の手術を受けた後ダンス教師の仕事に復帰したそうです。

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4 コメント

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自分がもし彼女と同じ境遇になったとして、彼女と... (いねむりねこ)
2008-05-23 12:23:03
自分がもし彼女と同じ境遇になったとして、彼女と同じような前向きな生き方が出来るかと聞かれれば・・・正直に言うと、『わからない。』
普段の自分の生活のしかたや仕事っぷりを振り返ると自信がないんだけど。
きっと、吉野ゆりえさんも人には見せない辛いときもありますよね。でもこうして人間の意思の強さを見せてくれると、自分も頑張ろうって思う人がたくさんいるんじゃないかな。
いねむりねこも番組を観ればよかったな。
返信する
>いねむりねこさん (Micchii)
2008-05-24 09:49:52
>いねむりねこさん
僕も自分が同じ立場になったらどういう行動をとるのか予測も
つきません。
なってみなければですが・・・
僕もいねむりねこさんと同じく「わからない」です。
自分の死期が迫って来ているのが分かってからは、人はこれ
までと同じように心穏やかにに暮らしていけるはずはないと思い
ます。
それどころか自分が180度も変わってしまうかも知れない。
例えば善人は悪人に変わるでしょう。
その逆のケースならば・・・すごいことですね。
死の恐怖に押しつぶされて自暴自棄になってしまうか?
それとも現実からのがれようとして慰のみを求めようとするか?
いや、僕はどちらにもなりたくはないです。
やはり・・・そんなに強い心を持てなくても、残された命つまり
生かされた命をを自分なりに前向きに生きていければいいかな
って思います。
返信する
(=^・^=)色々な人の体験などを通して学ぶ事って多... (シロネコ)
2008-05-27 16:52:12
(=^・^=)色々な人の体験などを通して学ぶ事って多いですよネ。
身近な人からの話を聞いたりしても日々、勉強して生活に生かせたらと思っています。
真実だからこそ伝わることってありますよネ。
返信する
>シロネコさん (Micchii)
2008-05-27 23:56:11
>シロネコさん
あの番組を見て、病気の経験者などが彼女にいろんな助言を
してくれればいいいなと思うし、それよりも彼女の命が
できるだけ長く、一日だけでも長く続いて欲しいです。
僕の妻がガンで療養していた時も毎日そう願っていました。
返信する

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