僕がいつも「障害者」ではなく「障がい者」と書くのにはそれなりの理由があります。
学校ではちゃんと「障害者」と教わっており、その意味も理解した上で敢えて「障がい者」と表記しています。
ですから、他人が「障害者」と書くことは否定しません。
僕はこの中の「害」という字にとても抵抗を感じているから使わないだけなのです。
「害」という字は悪いイメージを連想させる「害虫」の「害」と同じ字だからです。
現実に・・・憤りを感じる悲しい現実なのですが、障がい者を世の中の「害虫」呼ばわりして平気で差別する様な心無い人々が現実に存在しています。
信じられないかも知れませんが、これは嘘ではないのです。
大多数の障がい者の方が僕と同意見であり、最近ではそれを反映してか役所の文書とか広報誌からは「害」という字はすでになくなっているようです。
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障がい者に対して健常者であるあなたはどういうイメージを持っていますか?
障がい者を見て特別な人間だと思ったり、自分と比較して優越感を持ったり不幸だとか可哀想だと思ったりしたことはありませんか?
もしそうだとしたら、それはとんでもない大間違いです!!
障がい者もあなたと同じ人間ですよ。
ただ見た目があなたと少し違うだけのことです。
人それぞれ個性がある様にその人の障がいもその人の個性なのです。
ですから、その人の外見だけを見て決して蔑みの目を向けたりしないで下さい!
そして、その人が不幸だとか可哀想だとは絶対に言わないで下さい!
障がいは不自由であっても決して不幸ではありません。
「可哀想」は障がいを持つ人達の心を一番傷つける言葉なのです。
たとえあなたに悪気がなくてもです。
あと「障がい者なのにがんばっているね」とかも、できれば本人には直接言わない方がいいと思います。
健常者とか障がい者とに拘らずがんばる人は皆がんばっていますし、人によっては「がんばる」っていう言葉自体が好きでない人もいるかも知れないからです。
障がいを持った方との接し方については機会があれば後で書くとして、僕の今の仕事に深く関わっている障がい者のことについてこれから少しだけ書いて行きたいと思います。
それとも優越感からでしょうか・・・
どちらにしても、差別するなんてとんでもないですね。
そんな心にゆがみがある人こそ、可哀想です。
本来なら障がい者は社会的には弱者であり、守られなければ
ならない人々のはずなのに一部の心無い人々・・・それも、特権
階級の人間に虐げられている現実に怒りすら覚えました。
彼らは障がい者は役に立たないから存在価値がないとまで
言い切りました。
人間としては最低だと思いました。
こういう人間には何を言っても分かるわけがないので、相手に
しないことにしました。
しょせん彼らとは住む世界が違い過ぎるようです。
何を持って健常者と判断するのか分かりませんが・・・
大多数の意見や考えが正論とは限らないですよネ。
モラルや世間の常識なども含めてあやふやなことってたくさんあっります。
大切なのはいつでも人としての心を持って生きてくことかな・・・
今障がい者を見て嘲り笑っている人達は自分たちだっていつか
彼らと同じ立場になってしまうかも知れないということに気付いて
いないと思います。
そのときになって初めて後悔するんでしょうかね。
どちらにしたって人間は障がいのあるなしに関わらず助け合わ
なければならないという大事な基本理念が欠けている人たち
だと思わざるを得ないです。