昨日は猪苗代町のスキー場「リステルスキーファンタジア」でモーグルスキーの予選と決勝が行われました。
男子はオーストラリアのディル・ベッグスミス選手が優勝し、女子は速報ですでにお伝えした通り日本の上村愛子選手が優勝しました。
その他の日本人選手の成績ですが、男子は地元の上野修選手(チームリステル)が大健闘で2位となり、益川雄選手が6位入賞し、附田雄剛選手(チームリステル)は9位でした。
女子はモーグル界の「ミキティ」こと伊藤みき選手が6位入賞し、伊藤あづさ選手が9位でした。
今日は大観衆の声援の中で日本選手の皆さんが活躍してくれたようで本当に良かったです(^◇^)
大会最終日の今日は昨日と同じ会場でエアリアルスキーの予選と決勝が行われる予定です。
男子で本県関係の二人の日本人選手倉田孝太郎選手(猪苗代スキークラブ)、田原直哉選手(徳洲会、猪苗代)がエントリーしています。
その他は西川史郎選手などです。
ここでエアリアルスキーについてご説明しておこうかと思います。
☆エアリアル競技は大きなジャンプ台を滑りそのまま空中に飛び出し着地するまでにいろんな演技をしてその華麗さを競う種目です。
言うなればスキーの体操競技ですね。
エアリアルの演技にはエア(ジャンプの高さ)、フォーム、ランディング(着地)などの重要な3つの要素があります。
その要素に様々な技の難度をプラスして評価採点されます。
通常1回の試合では2回の演技を行い、その合計得点で競います。
以下がエアリアルの技の種類ですが、下の方へ行くほど難度が高くなります。
ひねりのないものにだけ姿勢の分類が3つあり、ひねり技はすべて伸身で行うことになっています。
L<レイ>伸身
T<タック>抱え込み
P<パイク>えび型
(以上の3つはひねりなし)
H<ハーフ>半ひねり
F<フル>1回ひねり
Ru<ルーディー>1回半ひねり
dF<ダブルフル>2回ひねり
Ra<ランディー>2回半ひねり
tF<トリプルフル>3回ひねり
このように言葉がひねりの回数を表しており、その言葉の数で宙返りの回転数が分かるのです。
例えばFdFF(フル・ダブルフル・フル)と言えば、1回転目が1回ひねり、2回転目が2回ひねり、3回転目が1回ひねりなので、3回転4回ひねりとなります。
現在の最高難度は3回転5回ひねりという技です。
エアリアル種目で5名の審判が判定する得点はエア&フォームが21点、ランディングが9点の合計で30点満点です。
その5名の内3名がエア&フォーム、2名がランディングの採点を行います。
エア&フォームではジャンプの高さ、踏切、空中姿勢を評価し、3名の審判の得点を合計したものが評価点となります。
ランディングでは着地の姿勢を評価し、2名の審判の得点の平均を3倍したものが評価点となります。
通常はこのように審判が5名なのですが、オリンピックや全日本選手権などの大きな大会では7名で行われる場合があります。
今後エアリアルスキーの大会をご覧になる際には以上の事柄などに注目されるとより楽しく観戦できると思います。
日頃の練習での努力が一瞬で試されるなんて・・・。
それを採点する人もスゴイですよネ。"^_^"
これだけになるにはそれこそ体を張って血のにじむような努力
をしたんでしょうね。
競技を見ていてこれが本当に人間業なのかと驚いてしまうほど
素晴らしい演技ばかりでした。
正にミラクルというか、これは究極のアートではないのでしょうか
ねえ。・・・そんな気がしてなりませんでした。
最初にこんなスポーツを発案した人はすごいと思いますね。
いねむりねこ、フィギュアスケートをよくTVで見るけど、解説の人が『いまのは3回転半です。』といっても、いねむりねこビジョンには3回転にしか見えないしー(笑
スキーと体操競技の合体・・・器用すぎるとしか言えない^_^;
僕も初めはシロネコさんやいねむりねこさんと同じ事を考えまし
たよ。
よっぽど動体視力が発達してないと審判は務まらないんじゃ
ないかってね。
多分ビデオなんかも参考にしているんじゃないでしょうかね。
今は超高速度撮影用のカメラなどがありますからね。
それだったら人間特有の主観の相違ってのは存在しないので
公平な判定ができまね。
器用というより、人間技を超えていますね(^◇^)