casTYひかり荘の「STUDIOひかり」で沢田知可子さんの初期の配信"Salon de Chikaco"が開始されたのは2002年12月のことでした。
生配信ではあらかじめ知可子さんが決めておいたお題に沿って参加者が書き込みをすると、知可子さんが話の合間にその書き込みを読み上げるという形で進行して行きました。
知可子さんは毎回お好きなワインを飲みながらハイテンションで愉快なおしゃべりをして参加者を楽しませてくれました。
その内、知可子さんはご自分の新しいアルバム用の曲作りのためにとみんなから詩を募り、詩心のある参加者からは毎回たくさんの詩が寄せられ、配信の後半に知可子さんがそれらを心を籠めて朗読されました。
知可子さんの配信は半年間続きましたが、翌年の6月17日の配信を最後に惜しまれながらも終了することになりました。
その日は僕にとっては忘れられない"Anniversary"です。
次回の配信が最後になることを知可子さんご本人によって告げられた時の僕のショックは言葉にできないほど大きなものでした。
落ち込んでいた僕の元に知可子さんのファン仲間のビバママさんから1通のメールが届きました。
それは、ビバママさんが詩の師匠と仰ぎ配信にも参加していた詩人Leo masterさんから一つの大きなプロジェクトが提案されたので僕にも協力して欲しいという内容でした。
そのプロジェクトとは、「いつも配信に参加しているみんなが各自短い詩のフレーズを持ち寄りそれを繋ぎ合わせて一つの詩を作り、今までたくさんの幸せをくれた知可子さんに感謝の気持ちを籠めて最後の配信でプレゼントしようじゃないか」という胸がわくわくするような壮大なものでした。
早速みんなの掲示板を回ってプロジェクトへの参加者を募りました。
最終的に参加者は以下の17名のメンバーになりました。(当時のHN・敬称略)
おおき(男) / wojisan(男) / コロ(男) / こばちゃん(男)
/ コウメイ(男) / たかゆき2(男) / とら(女) /
ツバメ27号(男) / samugari (女)/ セピア(女) /
sigeyosi(男) / ビバママ(女) / miro(女) /
Micchii(男) / やす(女) / ヨッチ(男) / Leo master(男)
みんなから集められたたくさんのフレーズは偉大な詩人Leo masterさんの手によって一つにまとめられ素晴らしい詩が完成しました。
僕ら仲間達は大きなプロジェクトの為にみんなで心をひとつにしたのです。
最終回は僕だけでなくみんなにとっても忘れられない感動のひと時になったと思います。
知可子さんを通じ、こうして素晴らしい仲間達と出逢えた事はこの上もない幸せでした。
それでは、「絆」をテーマにしてみんなで作った詩をご紹介しましょう。
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『心を寄せて・・・~for Chikaco』
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雨の降る街 傘の花のなかに
やさしい風が通り過ぎていく
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その時 街の中に突然一筋の光がさした
一瞬の光がすべてを覆い
みんなの心を光で満たした
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その光は 僕らの心の中までも
見透かす何かがある
その力は あなたの飾らない優しさ
柔らかくて 大きな愛
その力で 僕らはほんの一瞬
心同士で固く結ばれた
花火の閃光のように短いほんの一瞬
それでいい
その時 その光が確かに
僕らの心と繋がり(つながり)
心と心を結びつけたと思えるだけで
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また 街から光が消えた
今までの僕らは傘を差し
一人であてもなく歩くだけだった
これからの僕らは・・・
光から遠く離れ 寂しい夜には
耳をすませよう・・・
貴女の歌声が風に乗り
はるか遠くからでも響き
僕らの心に染み込んでいく
眠っていた魂が静かに動き出す
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貴女の歌は僕らの活力源
そばにいなくても
あなたのぬくもりが確かに伝わる
そのぬくもりに
僕らは勇気づけられ 支えられ
明日を目指して 歩いてゆける
シャボン玉のように生まれ
心の中に光を反射しながら
漂い浮かぶ素敵な詩(歌)
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貴女の笑顔ともにあると
感じる事のできる空気
僕らはいつもここにいて
憧れの虹に手紙を書き続ける
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その虹は 夏の日差しを反射し
七色に光る僕らと貴女との絆
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この街に
光と色と愛と優しさをくれた
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今日も 透明な声で歌う貴女
心が喜びに震える
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心のごちそうをくれたあなた
ありがとう
その花束を知可子さんあてに皆さんがひとつになってプレゼントされたのですね。
こんなことってしたいと思っていてもなかなか実行できるもんじゃないですよね、とってもいい企画だと思います!皆さんの実行力と知可子さんに対する思いの強さにに脱帽ですよ[E:happy01]
この企画はまず提案者のLeo masterさんの存在がなければ
実現しなかったと思います。
この夢のような提案をしただけでなく、みんなから寄せられた
膨大な数の言葉を繋いでひとつの詩にまとめ上げた天才的な
手腕は尊敬に値します。
僕らは彼を信じてただついて行っただけに過ぎません。
彼が僕らと知可子さんを繋ぐ大きな絆を作ったと言っても過言
ではないと思います。
この記事ではふれていませんでしたが、この企画には参加でき
なかったけれどこの詩が完成するまで見守り応援し続けて来て
くれたり、企画を知って最後の配信を見届けてくれた仲間達にも
感謝したいです。
ますがこのコメント↑は僕Micchiiです。
別に書かなくても分かると思いますが、念のためです(^◇^)
澤田さんの最後の配信、凄い良く覚えてますぅ。
感動しましたよねぅ。
懐かしいHNばかりですよね。
最後の配信では他にも何人か参加していました。
その配信の全記録はプリントアウトして保存してあるので、
文字で再現することも可能です。
ちゃぱさんも覚えていると思いますが、知可子さんは一番
最後に「会いたい」を歌ったんですよね。
最後の配信も配信者の方によって、それぞれに違ったお別れの仕方があって心に残りましたよネ。(;>_<;)ビェェン
ひかり荘での数々の思い出はいつまでも心に残りますね。
僕は知可子さんの配信の時のそれがほとんどですが・・・
毎回のように投稿していましたが、昼間の生配信には
ほとんど参加できず、後から掲示板を読み返しながらその
雰囲気を想像していました。
ひかり荘の各配信者の最後の配信を録画できていたら
良かったのにと今でも思います。