以前もこのブログでご紹介したことがありますが、僕が住んでいる集落の出入り口からすぐの所は広場になっていて、その奥には小さな木造の観音堂があります。
この観音堂はかなり古いみたいですが、いつ頃建てられたものであるかははっきりしないようです。
ここに祀られている木造聖観世音菩薩像は町指定の重要文化財になっています。
観音堂の屋根は今はトタン葺きになっていますが、昭和40年代の初め頃までは萱葺きだったそうです。
この集落で生まれ育った妻が小学生だった頃、観音堂前の広場には冬期間だけ開校される地区の小学校の季節分校があり、この集落と周辺の4集落から子供達が通って来ていたそうです。
昔から子供も大人もこの観世音菩薩を村の観音様として崇拝してきたのです。
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昨日はその観音様の御祭礼の日でした。
僕は今年たまたま当番で役員になったので朝からお堂内の大掃除をしてから、入り口に幕を張ったり提灯をぶら下げたりしました。
それからまる一日がかりのお籠が始まりました。
続々とではなくちらほらとですが、この集落以外に近隣の集落からも御参りにやって来ます。
御参りに来られた方はすぐには帰らずにお堂内に上がり込んで僕達お籠人と世間話などをして行きます。
どの集落にも多い苗字がいくかあって、相手を呼ぶ時は下の名を呼ぶのが習慣になっています。
僕と同姓の方は一人もいない上に僕が他所から引っ越しして来た者であるにも関わらず、やはりみんなと同じ様に僕も下の名で呼ばれます。
何故かその事に親しみを感じとてもうれしいのです。
何人かの方は労をねぎらってくれて、お菓子とか食べ物、飲み物などの差し入れをしてくれたりします。
そこで聞いた話によると・・・昔は一家に平均で10人位の家族がいても別に珍しくはない時代があり、子供の数も多かった。どの家も必ず家族総出で御参りに行った。だから、祭礼の日には露店とか盆踊りの櫓なども建って賑わっていた。・・・などと、今の集落の現状からは想像も付かなくて、一体いつの時代の話かなと首をひねって考えてしまうばかりでしたが、お祭り好きな僕にとってはとても興味深かったです。
御祭礼といっても広場ではこれといったイベントも行われないまま静かな時間が流れて行ったのですが、そんな風にいろんな昔話に耳を傾けていたお蔭で退屈する事はほとんどなく、夕方まで過ごす事ができました。
辺りが暗くなり提灯の灯りが点される頃に和尚さんが来て、法要が始まり観世音菩薩像がご開帳されました。
その後は賑やかで楽しい宴となり、お酒やビールを酌み交わしながら皆が持ち寄った心尽くしの手料理に舌鼓を打ちました。
話に花を咲かせている内に夜が更けて行きました。
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一夜明けて・・・観音堂は何事もなかったかのように小雨の中でひっそりと佇んでいました。
その後雨はすぐに上がりました。
裏の田んぼの稲には先週末から穂が出始めていましたが、今日見たら一部で白い極小の花が咲いていました。
お疲れ様でした。
歴史ある素敵な行事ですね。
ファーストネームで呼び合うとは
仲間意識が強まりますね。
一致団結した地域のようですね。
わが地区の宮祭礼はすでに終わりましたが
宮総代の何人かがお籠りと称して、お宮に泊まります。
シッカリ飲んで過ごすようです。
ちょっと 嬉しいでしょ名前で呼ばれるって。
すごい親近感ですよね。
○○あんつぁ~とかですか(笑)
他所から入ると、打ち解けるって難しいところがありますけど
こういう機会で地区に溶けこんでいけるのでしょう。
こちらでも稲の穂が出始めましたよ^^
一夜明けての観音堂の静けさ・・・、にぎわったお祭りのあとの静けさはなおさらに心にしみそうです。
そちらも稲の花が咲き始めたのですね。
こちらは穂が実り始め、早い田んぼは稲刈りの済んだところもあります。
おはようございます。
呑み疲れでダウンしてましたぅ(>_<)
村の歴史も相当古いらしいですけど、
記録がほとんど残っていないそうです。
ファーストネームで呼ぶのは外国人
と同じです^^;
やっぱ大々的ですかねぅ?
普通、お籠って昼間からやるもん
じゃないとは思ってましたが・・・
慰労のための飲み会を宮篭とも
呼ぶようですが、あれは昼間
やってますけどね(^^ゞ
みんなと同じ様に下の名前で呼ば
れると、僕も村の一員なんだという
気がしますよ。
そうそうOOあんつぁ~ってよく呼
ばれていますよ。
どんなに歳を取っていてもあんつぁ
ってね^^;
稲もこういう天候が続くと日照不足
の影響が心配ですね。
みんなで10時近くまで呑んでから
おひらきになりましたが、結構
呑み疲れました(>_<)
明かりが灯って賑やかな夜の観音堂
と静かな朝の観音堂の様子はとても
好対称でした。
そちらではもう稲刈りが済んだところ
があるんですねか?
やっぱ日本はせまいように見えても
結構広いですね(^◇^)
お籠係お疲れさまでした。
御参りに入らした方のお話し 差しれと素敵なBirthdaiPresentでしたね[E:present]
集落の方に 同じように接して頂けるのはMicchiiさんの
お人柄だと思います[E:heart01]
『村の観音様の御祭礼』のお話し心温まる
お話し聞かせて頂きました。
私の住んで居る所でも お不動様
神様が祭られて居る所があります。
正命日・節分などのときに 役員の方がお掃除をして御参りに来られた方のお世話をなさります。
『観音様の御祭礼』と同じです。
ご先祖様からの伝統行事 大切に残して行きたいですね。
稲穂こちらでも 遅れて居ましたが
穂が顔を出し花が咲き始めました・・・が
花粉症の私には 嬉しいやら辛いやらです
眼がショボショボ 鼻がムズムズ[E:crying]です。
長~~く[E:pen]ゴメンなさい[E:sign03]
写真で見る限り、そんなに大きな建物ではないようですが、ここにお参りに来る方には大きな意味があるのでしょうね[E:happy01]
実家でも近くの薬師堂で厄除け祭が行われるんですが、父もMicchiiさんのように1日出向いています[E:note]
実家周辺もそうですが、苗字ではなく名前で呼び合うのって親しみがあって良いですよね[E:up]
Micchiiさんも地域に溶け込んでいる証ですね[E:smile]
あっ、稲穂に花が付いていますね[E:eye]
今年も美味しいお米が採れそうですね[E:happy01]
Micchii さん、観音様の御祭礼とお誕生日が重なったのはラッキーだったのですね(^^♪
きっとMicchiiさんは観音様に守られているんですよ[E:shine]
観音様はず~っと集落の人達を見つめていて、今年はMicchiiさんを選んでくださったのでしょうね(^^)v
たとえ人数は少なくても、また盆踊りなどが出来る様になると良いですね[E:note]
おはようございます。
このお籠ではお年寄りなどから
普段は聞けないような貴重な話を
たくさん聞けたので、この集落の事に
関してはかなり物知りになりました
し、皆さんの暖かくて優しい思いやり
の心にふれる事ができました。
仰るとおりに、僕にとってはこの上
ない誕生日プレゼントを贈られたと
同じです。
この集落=村についての歴史も
学ぶことができました。
機会があればこれからもこの集落の
いろんな行事に積極的に参加しようと
思っています。
花粉症って春先以外にもあるんです
か?大変ですね。
どうぞお大事に。