3月に入り暖かな陽が射す日が多くなって来ると、猪苗代湖へ飛来していた白鳥達は4千km離れたシベリアへの北帰行の準備を始めます。
日中は雪が消え始めた周辺の田んぼまで集団で飛んで行って落穂や虫を食べます。
しっかり栄養を摂って長旅に耐えられるような体力をつけるのです。
今日は早朝からこの集落近くの田んぼにも数十羽の白鳥の群れが訪れています。
今シーズンの猪苗代湖への白鳥の飛来数はピーク時でコハクチョウの成鳥が2,332羽、幼鳥が231羽の計2,563羽だったそうです。
そんな猪苗代湖が今大きな危機に陥っています。
環境省の「全国の湖沼の2006年度水質測定結果」によると前年度まで4年連続水質日本一だった猪苗代湖がランキングの対象外となりました。
その理由は大腸菌群数が環境基準を超えたからです。
猪苗代湖の水質は、1995年ごろから中性化の一途をたどっていました。
酸性から中性に変化したことが、微生物の活動を活発化させ高水温の条件下で大腸菌群が増殖したようです。
「猪苗代湖の自然を守る会」では、何とかしてこの湖を保全し未来に引き継ぐため、流入河川の水質調査や白鳥飛来数・水生植物の調査等の活動を行っています。
猪苗代湖の白鳥の北帰行は今月中旬以降がピークになりそうとのことです。
白鳥の編隊が別れを告げる鳴き声を上げながら上空を旋回した後で北へ向けて旅立つ光景が見られるのももうすぐでしょう。
再びきれいな水の猪苗代湖になり、これからもより多くの白鳥ファミリィー達が来てくれる事を祈ります。
白鳥は多勢で近づいて直接餌をあげるよりも一人ずつ順番に
少し離れた場所に餌をまくようにするとかかえって、遠くから静か
に見守るだけの方がいいらしいですね。
子供がある白鳥などは警戒心が強いのであまり近づくとストレス
を与えてしまい次からは来なくなってしまうそうなんです。
逃げないからって別に人馴れしているわけじゃないんですね。
年々と数も増えてきて飛来地として有名になっています。
でも、心配なのは見に来る人たちのマナーや
その為に白鳥にとって環境が悪くならないでいて欲しいですよネ。(^_^;)
ちゃぱさんの田舎では白鳥は川とか海にいるんでしょうね。
日本一きれいな湖がある福島県に住んでいることが自慢の
ひとつでしたのでとても残念な気持ちでいっぱいです。
これも結局は河川へのゴミの不法投棄が湖の水質汚染の一番
大きな原因になったと思います。
環境破壊や自然破壊は全て人為的なものからきているん
ですね。
一人一人が意識を変えて行かなくてはどうしようもありません。
何故って?白鳥にしてみればして極寒のシベリアに比べれば
冬の日本はスパリゾートハワイアンズのように暖かい場所なん
でしょう。
どうしよう、どうしたらいい?このような情況に直面しなければ、いねむりねこの脳裏に浮かばない、それこそが一番いけないことです。小さなことからでいい、何か実行しなきゃ考えていても始まらない!
それにしても、白鳥さん。いねむりねこは子供の頃から甚だ理解できんよ、何故寒いとこから寒いとこへ移動するのか~^_^;