十日は会津若松市で開催された初市を見物しに夕方から出かけてきました。
同市の初市は「十日市」と呼ばれその起源については諸説あり、葦名直盛公時代とも蒲生氏郷公時代ともいわれておりますが、400年以上もの伝統を誇る年中行事となっていて毎年15万人以上の人出で賑わいます。
開催場所は神明通り・大町通り・市役所通り・中央通りなどで、今年は500店舗以上もの出店があり☆起き上がり小法師(こぼし)・☆風車・☆市飴などの縁起物を始め、日用雑貨・会津漆器・飲食物などが販売されました。
神明通りでは神明神社の正面に同神社の市神の假屋が、大町通りでは田中稲荷神社の市神の假屋(北の住吉大神と南の春日大神)がそれぞれ建ちました。
時間の都合で大町通りと神明通りだけを見て回りましたが、やはり食べ物の出店が圧倒的に多かったです。
例年「十日市は(天候が)荒れる」というのが定説ですが、今年は午前中には晴れ間が見えるなど終始穏やかだったせいか、平日にも関わらず人出は多かったようです。
14日に開催される我が町の初市にも行く予定ですので、十日市での買い物はあえてしませんでした。
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【会津の初市三縁起物】
☆起上り小法師ー転んでもすぐに立ち上がるところから粘り強さと健康のシンボル(東北大震災以降は復興のシンボルとしても注目されています。)とされている
縁起物で、正月以外でも贈答用として人気があります。家族の人数より1個多く買う習わしになっています。
☆風車ー羽を豆で止めることから「まめ(=元気)で、くるくる働けるように」との願いが込められた正月の縁起物です。
☆市飴ーその昔飴には滋養があるとされ大変貴重なものでした。その飴をなめて無病息災と家内安全を願います。今でも初市の時に売られる飴は一番人気のある縁起物です。