今日は亡き母の誕生日でした。
明治生まれの母とその母から末っ子として産まれた僕との歳の差は41歳もありました。
96歳で亡くなった母がもし今も生きていたとしたら今日で101歳になるはずでした。
母は脳梗塞の後遺症で認知症になり9年間介護施設のお世話になっていましたが、その間は病気もせずに元気で毎日を過ごしていました。
平成17年の7月にちょっと体調を崩し、大事をとって病院に入院しました。
ところがその病院で風邪に罹り運悪くこじらせてしまい肺炎になり、そのままあっけなく亡くなってしまいました。
母の臨終の瞬間、僕はひと目もはばからず声を上げて泣きました。
その1週間前からガンで別の病院に入院していた妻も自宅に戻った母の亡骸と対面し、「臨終に立ち会えなくて申し訳ありませんでした」と泣き崩れました。
母が亡くなったその病院に僕が勤務するようになったのは何かの縁なのでしょうか。
母の最期を看取った病室に仕事で入った時に、悲しみの記憶が脳裏に蘇り思わず涙が込み上げてきてしまいました。