11月29日の議会運営委員会。12月定例会議の議事日程をまさかの二日間と決定しました。一般質問を行うと届出した議員が10名。委員会視察などの報告案件も3件あり、通例で考えれば二日めの午前中に一般質問が終わることになります。
二日目の午後、半日強で議案審議を行うなど、わたしには考えられません。けれども、そのような議会運営は避けるべきと主張したのは、わたしひとり(会派:人びとの新しい歩み:とだ)でした。以下敬称略。
会議の冒頭、会派コミュニティネット(東田)から二日でよいという発言が飛び出し、耳を疑いました。大阪維新の会(塚田)、自由民主クラブ(伊集院・村上)が、温度差はあるもののこれに賛同。
近年の12月定例会の日程の傾向(3日間)、その際一般質問を行った議員数(10人または11人)。よって、これまで同様に3日日間とするべきであり、今回の議案内容を考えれば二日での審議は避けるべきと粘り強く主張しました。
これまでのものは参考にはならない、毎回議案は違う(当然)、予測はできない(だから議会運営委員会で議論して決定している)という考えが副委員長(東田議員)から述べられ、伊集院議員からはノー残業デー水曜日が含まれないので二日目を時間延長することも可能と、これまできいたことのない理由が(会議規則では5時まで)。
二日という意見が多数、自らも二日でよいという考えであると議会運営委員長(公明・岡田)の発言で二日間と決まりました。一日目に議会運営委員会を開いて、一般質問の進捗状況をみて状況判断のうえ再度、決定するという選択肢が(かろうじて)塚田議員から示されました。
議会という機関が、補正で計上される2億5千万円規模のお金(町財政)の使い道を決めるのに、たった半日で大丈夫なの?!、下水道事業に公営企業会計を導入する条例改正もある(ときを同じくして国では民営化の議論)。
町域内に深刻な被害があった台風第21号・24号に係る一般会計補正予算(第4号・専決処分※)1600万2800円。一般会計補正予算(第5号)に含まれる第三小学校整備設計業務1520万2千円。
まったく着手できていない第3小学校A棟の耐震化工事について、鉄筋を保護するコンクリートの「かぶり厚不足」という既存不適合問題が発覚してから、その対策に係る予算が計上され、議員全員が審議するはじめての機会。←ココ重要
当初、想定していなかった仮設校舎の基本設計費も計上されます。およそ税抜きで1100万円と認識。この後、実施設計、工事費、リース料、撤去費用と多額の予算が計上されることになるのです。
思うに、これからかかる経費を想像すると、第3小学校は新築できたのではないか。老朽化した校舎のB・C棟を耐震改修し、改修では対応できないA棟をB・C棟に接合して増築するという「第3小学校基本構想」に、とだ*やすこは渾身の「一般質問」で挑みました。
いくつかの根拠を示して求めたのは「新築、建替え」です。その主張には絶対的な自信がありました。が、一般質問で既に公表された大きな方針が変わることは、まず、ありません。一般質問は極めて重要な発言権利ですが、議会の議決権とは異なるものです。
それにしても、今回、二日間の審議で十分であると、近年にはない提案が議会内からなされたことには、言葉にならない違和感があります。年末で宴席活動が盛ん?、来春に統一地方選挙を控えて多忙?、職員の議会対応軽減を代弁?、今回はそういったものではなさそう。疑心暗鬼。
対話や議論には遠く、数の圧力と恫喝、逆切れ、理不尽と不公平。わたしは島本町で、人権とはなにか、人権が脅かされるとはどういうことかをこの身で学ぶことができました。ひと言でいうと排他的。
これが人口増による税収像は期待するが、学校にはお金がかけられない、保育所はつくらないという姿勢に現れているのではないでしょうか。いったい、だれのための島本町なのでしょうか。
引っ越してこられた若いお母さんが「わたしたちは奴隷じゃない」と呟かれた、その一言が今も耳から離れない。今、わがまち島本は、保育環境緊急事態に陥り、それを包み隠さずに認め、公表するということになっています。
この山田町長の姿勢をわたしは支持します。そのうえで「保育基盤整備加速化方針」をよくよく検証し、それを補う高度な個別対応や新たな施策を熟考します。子どもの視座から、が鍵です。
【議会はなにをするところ?】用語解説
※専決処分
本来、議会の議決・決定を経なければならない事柄について、地方公共団体の長=山田町長が議会の議決・決定の前に自ら処理すること。地方自治法の規定に基づきます。
議会改革のなかでも重要視され、災害復旧対策に係わる予算計上や損害賠償の額など、首長が行なう専決処分を、たとえ事後であってもその妥当性をしっかり審議できるかどうか。議会の資質が問われます。
画像
毎年届けられるクリスマスカード
28日島本町子ども子育て会議
29日島本町総合教育会議、傍聴しました
30代40代の女性委員の発言が素晴らしい!
町長が変わって会議での議論の質が変わりました
会議のジェンダーバランスを欠くと政策が歪む
会議のジェネレーションバランスもまたしかり
☆島本町子ども・子育て会議 公募委員募集!
二日目の午後、半日強で議案審議を行うなど、わたしには考えられません。けれども、そのような議会運営は避けるべきと主張したのは、わたしひとり(会派:人びとの新しい歩み:とだ)でした。以下敬称略。
会議の冒頭、会派コミュニティネット(東田)から二日でよいという発言が飛び出し、耳を疑いました。大阪維新の会(塚田)、自由民主クラブ(伊集院・村上)が、温度差はあるもののこれに賛同。
近年の12月定例会の日程の傾向(3日間)、その際一般質問を行った議員数(10人または11人)。よって、これまで同様に3日日間とするべきであり、今回の議案内容を考えれば二日での審議は避けるべきと粘り強く主張しました。
これまでのものは参考にはならない、毎回議案は違う(当然)、予測はできない(だから議会運営委員会で議論して決定している)という考えが副委員長(東田議員)から述べられ、伊集院議員からはノー残業デー水曜日が含まれないので二日目を時間延長することも可能と、これまできいたことのない理由が(会議規則では5時まで)。
二日という意見が多数、自らも二日でよいという考えであると議会運営委員長(公明・岡田)の発言で二日間と決まりました。一日目に議会運営委員会を開いて、一般質問の進捗状況をみて状況判断のうえ再度、決定するという選択肢が(かろうじて)塚田議員から示されました。
議会という機関が、補正で計上される2億5千万円規模のお金(町財政)の使い道を決めるのに、たった半日で大丈夫なの?!、下水道事業に公営企業会計を導入する条例改正もある(ときを同じくして国では民営化の議論)。
町域内に深刻な被害があった台風第21号・24号に係る一般会計補正予算(第4号・専決処分※)1600万2800円。一般会計補正予算(第5号)に含まれる第三小学校整備設計業務1520万2千円。
まったく着手できていない第3小学校A棟の耐震化工事について、鉄筋を保護するコンクリートの「かぶり厚不足」という既存不適合問題が発覚してから、その対策に係る予算が計上され、議員全員が審議するはじめての機会。←ココ重要
当初、想定していなかった仮設校舎の基本設計費も計上されます。およそ税抜きで1100万円と認識。この後、実施設計、工事費、リース料、撤去費用と多額の予算が計上されることになるのです。
思うに、これからかかる経費を想像すると、第3小学校は新築できたのではないか。老朽化した校舎のB・C棟を耐震改修し、改修では対応できないA棟をB・C棟に接合して増築するという「第3小学校基本構想」に、とだ*やすこは渾身の「一般質問」で挑みました。
いくつかの根拠を示して求めたのは「新築、建替え」です。その主張には絶対的な自信がありました。が、一般質問で既に公表された大きな方針が変わることは、まず、ありません。一般質問は極めて重要な発言権利ですが、議会の議決権とは異なるものです。
それにしても、今回、二日間の審議で十分であると、近年にはない提案が議会内からなされたことには、言葉にならない違和感があります。年末で宴席活動が盛ん?、来春に統一地方選挙を控えて多忙?、職員の議会対応軽減を代弁?、今回はそういったものではなさそう。疑心暗鬼。
対話や議論には遠く、数の圧力と恫喝、逆切れ、理不尽と不公平。わたしは島本町で、人権とはなにか、人権が脅かされるとはどういうことかをこの身で学ぶことができました。ひと言でいうと排他的。
これが人口増による税収像は期待するが、学校にはお金がかけられない、保育所はつくらないという姿勢に現れているのではないでしょうか。いったい、だれのための島本町なのでしょうか。
引っ越してこられた若いお母さんが「わたしたちは奴隷じゃない」と呟かれた、その一言が今も耳から離れない。今、わがまち島本は、保育環境緊急事態に陥り、それを包み隠さずに認め、公表するということになっています。
この山田町長の姿勢をわたしは支持します。そのうえで「保育基盤整備加速化方針」をよくよく検証し、それを補う高度な個別対応や新たな施策を熟考します。子どもの視座から、が鍵です。
【議会はなにをするところ?】用語解説
※専決処分
本来、議会の議決・決定を経なければならない事柄について、地方公共団体の長=山田町長が議会の議決・決定の前に自ら処理すること。地方自治法の規定に基づきます。
議会改革のなかでも重要視され、災害復旧対策に係わる予算計上や損害賠償の額など、首長が行なう専決処分を、たとえ事後であってもその妥当性をしっかり審議できるかどうか。議会の資質が問われます。
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毎年届けられるクリスマスカード
28日島本町子ども子育て会議
29日島本町総合教育会議、傍聴しました
30代40代の女性委員の発言が素晴らしい!
町長が変わって会議での議論の質が変わりました
会議のジェンダーバランスを欠くと政策が歪む
会議のジェネレーションバランスもまたしかり
☆島本町子ども・子育て会議 公募委員募集!