とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

感動をありがとう!文化祭

2010年10月01日 | とだ*やすこの活動日記
役場庁舎に隣接する住民ホールで第2中学校の文化祭を鑑賞しました。昨日は1年生のコーラス、2年生の演劇と吹奏楽演奏でしたが、今日はいよいよ3年生の出番です。卒業を前に学年がひとつになる素晴らしい舞台、それを下級生が、6年生が見届ける・・・島本町立中学校の、ここ数年来の伝統です。

言葉にならない感動。今年も、いえ、今年の3年生は特に素晴らしい舞台を披露してくれました。文化祭らしい、爽やかな演目でした。大道具・小道具、舞台の運びなど、特に裏方の動きに感動しました。全校合唱では、島本2中の底力を感じました。

校長先生の講評が秀逸でした。昨日も含め、文化祭は単なるイベントではないと再認識できる舞台でした。この文化祭を未来につなぐためには、いったいどうすればよいのか。思わぬ糸口がないものか。残留アスベストの天井の下で、わたしはそればかり考えていました。

住民ホールを廃止するとなると、これが最後の舞台となります。相互的に町の施策を考えるならば、廃止やむなし、決めるからには迅速に対応すべき、とわたしは考えています。にもかかわらず素直に賛成できかねる理由は、文化的理念の欠乏と手続き論の問題。また、ふれあいセンターに隣接する町有地の「有効的土地利用」として新たな多目的ホール建設の思惑が見え隠れしていることを問題視しているからです。

感情に流されることなく、町の施策を総合的にみた決断を!と自ら言いきかせても、言いきかせても虚しく、生徒たちの健気な頑張りに圧倒されっぱなしでした。たったひとつの舞台が世の中を変えるほど「文化には力がある」。施政者はそれを知っているからこそ、洋の東西を問わず、芸能・美術を手中に収めたのだとわたしは思います。

教育委員会や総務部の管理職の姿はみられましたが町長の姿はありませんでした。廃止とするならばまず計画的に示し、「これが住民ホールでの最後の文化祭」とする決断に至る過程を自らの言葉で延べ、伝統の精神を君たちが引継ぎ、新たな伝統を創造するのは君たちであると、舞台で生徒たちに向かって「希望」を託して欲しい。しかし期待はできません。

若者には希望がある。それを奪っているのは、自分も含めた訳知り顔の大人であると、今日わたしは核心しました。9月議会で町が今回提案した廃止は見送られましたが、それはイコール継続ではありません。継続ならば安全面、財政面、廃止ならば代替案と課題は山積ですが、引き続き生徒たちの文化祭について考え続けていたいと思います。

画像は、3年生の舞台「うた魂」のフィナーレ
客席を効果的に使って「劇団四季」も真っ青!?
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