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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

島本町都市計画審議会のお知らせ

2016年01月17日 | JR島本駅西まちづくり
島本町都市計画審議会のお知らせ

平成28年1月18日(月曜日)午前10時から
役場3階 委員会室
議題:北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更について

JR島本駅西農地を、大阪府の都市計画のスケジュールを待たずにいつでも市街化区域に編入することができるよう保留区域設定することについて審議します。戸田は議員選出の委員として参加します。関心のある方は、ぜひ傍聴してください。

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JR島本駅西側に重機が入る日は、そう遠くないのでしょうか。島本町の都市計画マスタープランに沿って粛々と職務を行なう立場の職員と、30年、いや20年先を見据えた都市ブラント戦略の観点から地景観を守るべき、その判断は都市マスから逸脱するわけではないと主張するわたしとで、議論は平行のまま、交わることがありません。

数年来の理論武装、正しさと正しさのせめぎあい。ときに屁理屈が横行し、資料に埋もれて次第に民意から遠ざかっていると思うことがあります。18日の審議会では、駅西の農地を、この先5年の間に、いつでも市街化調整区域に変えられる=開発できる都市計画手続きについて審議します。

農地保全を主張するわたしは、単なる、いやうるさい反対派、抵抗勢力、少数派の自己主張としか受け止められないとしたら、それは論理構成の問題なのか、発信の技術力なのか、人間的魅力の欠如なのか。あるいは社会がそこまで成熟していないのか、民意の反映なのか、もしくは単に利権と縁遠い存在だからなのか。

高度成長期、都市の人口増に対応して進めてきた駅前開発ですが、その輝きは世紀を経て失われています。今、光り輝いている駅前風景を開発で破壊してしまうなら、どんなにお洒落な緑地を整然と配置しても、住民が望む緑の風景ではないと思えます。

楠公通りの楠木並木は、道路の拡幅とともに伐採され、もはやかつての並木道ではなく、史跡桜井の駅跡も、わたしが好きだった鬱蒼として静寂な公園の面影はありません。でも、ノスタルジックな気分やかつて幼い息子と歩いた原風景を求めて、わたしはこの問題に向きあってはいません。

21世紀は都市の美しさが問われる時代。田園都市風景、若者の望むライフスタイル、暮らしの快適性、風の道、四季折々の匂い。いま、ここにある島本町の優位性を損なう新たな開発を止められない、政策の無念を思います。

政治に関心をもつことで変えていけることを市民が自ら学ぶこと。市民派と呼ばれる議員、いえ、わたしたち会派「人びとの新しい歩み」は、常にそのことを頭において活動しています。そんなことを考えながら審議会の準備をしています。ぜひ、みなさんのご意見を町にお寄せください。

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