ドナウ川の白い雲

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今、日本を建て直すことのできる唯一の政治家 (安倍さんに期待する 1)

2012年12月29日 | エッセイ

 本当は、このブログで、政治のことに触れたくない。

 もとから自民党支持者であったわけではない。「支持政党なし」の時代もあったし、選挙にさえ行かなかった時期もあった。

 だが、‥‥ 高度経済成長の時代なら、だれがやっても、そこそこ首相は務まった。

 中国が人民服を着て内ゲバをやっている間は、アメリカの庇護のもと、のんびりと内向きに暮らし、平和ボケしていたらよかった。

 しかし、日本国がこれだけ政治的・経済的に疲弊し、一方で隣国・中華人民共和国が社会帝国主義的意図を隠さなくなった今、真にしっかりした政党と首相を選ばなければ、10年後のこの国は危うい、と思う。

 (今回の選挙の結果、選ばれた政治家は自分とせいぜい同世代、多くは年下になったので、以下、「さん」付けで書く。)

 さて、そう思って、自民党、維新の会、みんなの党から、民主党、社民党、日本共産党まで、ぐるっと政界を見回してみる。日本国の首相にふさわしい人物として、だれがいるだろう? 

 結論を言えば、今、日本国の首相としての品格と識見と覚悟をもった政治家は、安倍さん以外にはいない。候補者として誰と誰、ではない。安倍さんが一人、突出し、他にはいない。人生をそれなりに生きてきて、政治に関する考えもいろいろ変わったが、今は、本当にそう思う。

 故に、安倍さんの長期政権を期待する。もう、コロコロ首相が代わるのは、ごめんこうむりたい。アメリカの大統領は8年、中国の身内で選ぶ「お手盛りボス」の任期は10年だ。

 だから、それぐらい長くやってほしい。大臣の失言だとか事務所費がどうとか、或いは、奥さんが居酒屋を始めただとか、そんなことは、日本国にとってどうでもよいことだ。

 くり返すが、安倍さん以外に、今、日本国の首相になる器量をもった人物は、存在しない。

         ☆

 「維新」の橋下さんは、若いが、賢い人だ。突然政治家になった彼は、不勉強のため、自分に一国をリードする国家観や歴史認識がないことを自覚している。だから、トップに安倍さんを担ぎ出そうとし、次善の策として石原さんを担ぎ出した。石原さんと一緒になったのを、損をした、選挙で得をしなかったと言う人もいるが、彼は、国家観や歴史観をもつ人を必要としたのだ。いずれ落ち着いて、ゆっくり勉強できるときも持てるだろう。きちんと自己認識をもてる彼に、改めてその将来を期待したい。だから、「脱原発」などということを、軽々しく言ってはいけない。

 「みんなの党」の渡辺さん。その自己認識において、橋下さんに劣る。まず、「アジェンダ」という耳障りな言葉をやめてほしい。「船中八策」のほうが、ましだ。第二に、ヘアスタイルを変えなさい。橋下さんは、知事選に立候補するに当たって、茶髪を黒くした。渡辺さんのそういう自意識過剰は、言い換えれば、日本国のために命をかけるという覚悟ができていない、ということだ。人気を気にし、若者に媚びる自意識過剰な人物には、首相はおろか、大臣すら任せることはできない。

 民主党の岡田さん、野田さん、前原さんらは、一国を預けるには、幼すぎる。懐の深さがない。これではアメリカや、ロシアや、中国のトップと渡り合うことは、到底ムリ。ただ真面目なだけだ。

 原口や枝野には、その真面目さすら感じられない。口だけ達者。その口先だけで勝負できていると思っているところが、薄い。

  日教組や公務員労組をバックに当選した議員が幅を利かすような政党に、国政は任せられない。この際、学校や役所に帰って、子どもや市民を相手に、まじめに仕事をしなさい。給料もらって、組合活動や選挙運動ばかりやるのは、もうやめることだ。輿石さん、あなたもです。

  日本共産党。かつてこの党は、ソ連共産党、中国共産党と真っ向から闘った。あの気概は今いずこ? 世界を視野に入れる大局観や戦略において、すっかり時代遅れになってしまった。

         ☆ 

  今は、とにかく安倍さんしかいないのだから、この国と、この国の歴史と、この国の文化を愛する私は、安倍さんを支持します。(続く)

 

 

 

 

 

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