BAR Reload

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山崎ミズナラ

2011年12月06日 04時16分17秒 | Weblog
はいどうも。
今日は朝早くの更新。
もちろん起きてた時間。
たまに帰りにすれ違うご老人達は起きてたのか起きたのか不思議な時間にお散歩してはります。



ほんで今日はと言いますとほんまに久々新商品の紹介。
まぁ厳密に言うと新商品やけど再入荷商品でもあるんです。
それは何かと言いますと「山崎ミズナラ2011」です。

去年も入って去年も似たようなこと書いたと思うんですが今年も復習も兼ねて説明させていただきます。
普通の山崎さんと何が違うかと言いますとやね。



今日は少しマニアックな話になります。
山崎蒸留所では世界的にも珍しく多種多様なモルトを作り分けてるんですね。
蒸留所に行った人は憶えてるでしょうか?
ポットスチル(蒸留釜)の形、いっぱいあったでしょ?
あれって世界的にすごく珍しい光景なんです。
たいがいの蒸留所は一緒の形のポットスチルしかないんです。



そんなこんなでいろんなモルト作ってる山崎蒸留所。
ポットスチルのモルトの違い以外に樽熟成の違いもあるんです。
山崎では4種類の樽を使ってます。
シェリー酒を熟成させた後の樽「シェリー樽」
バーボンウイスキーを熟成させた後の小さな樽(バーボンの樽は小さい)「バーボン樽」
一番サイズが大きくて長期熟成に向いてる樽「パンチョン樽」
そしてそして日本のウイスキーが誇る樽「ミズナラ樽」
この4種類です。




ちょっと他の樽の話は省略してミズナラの話に(他の樽は直接聞いてくれてもいいですよ)。
ミズナラって木の材質です。
戦後間もないとき輸入のオーク樽を調達できなかったんで日本のオーク材ミズナラを使うほかなかったのが発端です。
樽材としては不向きな木材で割れたり、ウイスキーが漏れたり、木香が強すぎてブレンダー泣かせのウイスキーができたりとなかなか大変やったみたいです。
しかししかし、2度3度と回数を重ねていくうちにミズナラのモルトは伽羅の香木を思わせる独特な香りを出すようになったんです。
このミズナラの樽は日本以外では使われてない世界注目の樽材なんです。
すなわち、うちにもいい香りするスコッチモルトが何本かありますが、そのスコッチモルトでもこの香りを出すモルトは皆無と言えます。
伽羅の香りも相まってミズナラの原酒はオリエンタルな香りがすると評されております。



ほんでどんな味かと言いますと。
まずうまいです(笑)
なにがうまいって香りからうまい。
伽羅の香り、うっすらシナモンとかのスパイシーさ。
上品な甘さ。
余韻は甘いいい香りがまぁ長く続く。
鼻腔の奥にへばりついたように香りが続く。
めっちゃうまいです!
興奮気味にうまいです!!
今までのウイスキーの概念を覆すと言っても過言ではない味です。



日本限定1500本。
うちが取引している酒屋さん(関西ではかなりでかい酒屋さんです)。
5本しか酒屋さんに入荷しなかったらしいです。
そのうち1本リロードにあるんです!
2年連続の入荷。
ぜひなくなる前に早いもん勝ちです。
気になるお値段ですが・・・・。
めっちゃ高いです。
2500円です。
ハーフでも対応させていただきます。
これも去年と一緒です。
高いけどめっちゃうまいです。
だまされたと思って是非お試しあれ!


ボーナス入ったでしょ(笑)
んじゃね