一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

Abema TV讃歌

2017-02-19 11:08:34 | 将棋雑記
本年2月1日より、インターネットTV「Abema TV」に将棋のコンテンツが加わった。
その初日はA級順位戦8回戦の一斉対局が放送された。
インターネットTVといえばニコニコ生放送がメジャーだが、私はほとんど見たことがない。
というのもたまに見に行くと定員オーバーでハジかれてしまうからだ。
それなら有料会員になればいいのだが、「見る将棋」におカネはかけない、が私のポリシーである。
Abema TVにアクセスしたらログイン等のめんどうな操作なしに、すぐに番組が観られた。しかも定員等でハジかれることがなく、これは好感度大だった。
もっとも手探りだったことに変わりはなく、深夜になったころ、恐る恐るという感じでPCのヴォリュームを上げ、白熱の終盤戦を楽しんだ。画質は良好、解説もしっかりしていた。これが無料で観られるとは、いい時代になったものである。
「将棋」は24時間放送。ライブ中継がない時は、第20期銀河戦や第35期女流王将戦を放送している。ちょっと手が空いた時に観られるので便利だ。
16日のB級1組順位戦も全日で中継があり、藤井猛九段と戸辺誠七段の解説だった。藤井九段は語りがポソポソしているが、棋士の心理状態、将棋の考え方を分かりやすく説いてくれるので、好きな解説者のひとりである。聞き手も鈴木環那女流二段、中村桃子女流初段、飯野愛女流1級と綺麗どころを揃えていた。なかなかやるぞAbema TV!!
順位戦は昼の進行が遅く、夜は私がテレビを観てしまうので、本当の意味での観戦は深夜である。むしろこのころが双方秒読みになって、進行がスピーディーになるのでよい。
放送では順位戦にかける棋士の息吹、緊張が余すところなく伝えられ、私は大いに満足した。
17日深夜も第20期銀河戦決勝・羽生善治二冠VS阿久津主税七段戦を見始めたら見入ってしまい、島朗九段の解説の巧妙さもあって、就寝時間が大幅に遅くなってしまった。まあ、翌日の仕事が休みだから構わないのだが。
また18日は、藤井九段による「藤井システム」の講座もあった。
銀河戦や女流王将戦、講座は再放送であるが、どちらも初見なので構わない。重ねて言うが、すばらしいコンテンツができたものだ。
番組では今後も順位戦を中継する予定で、次は25日(土)A級順位戦最終局になる。こちらも大いに楽しみで、来期も順位戦中継は行われると思う。その際対局日(中継日)は、金曜・土曜に限定してもらえればありがたく思う。
…あ、でも私はそのころ、土曜日が休みの企業に就いているんだろうな…。
コメント
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