一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

他人事のよう

2017-02-13 00:43:20 | 将棋雑考
先日、棋士が規定違反を犯して罰則を受けたらしいです。具体的には、今月の7日と8日に、対局中にもかかわらず外出したらしい。それで対局料の50%を返上することになったとか。
私は呆れるのを通り越して、笑ってしまいました。
今、日本将棋連盟には設立以来最大の嵐が吹いています。
これね、私なぞは一笑に付していますが、棋友の中には本当に将棋連盟が潰れると危惧している人もいます。でも私は、将棋連盟がどうなろうと知ったこっちゃないんです。将棋連盟より我が会社のことで頭が一杯ですし、仮に連盟がなくなっても、私に困ることは何一つありませんから。
だけどファンの中には、将棋連盟を我がことのように憂慮し、最善策を模索している人がいる。ありがたいですよねえ。
それに呼応するように一部の棋士は、最悪の事態を回避すべく頑張っています。なのに上の2人は何をやってるんでしょう。
今回の外出禁止令は昨年の12月14日に施行されました。これって、かなり重要な事項ですよね。将棋連盟も当然文書にして、各棋士に郵送したんですよね?
2人はそれを読まなかったんでしょうか。こういうのねえ、一般の企業じゃ考えられないことです。アホですか?
先日もある高段棋士がブログに、今回の一連の事件を他人事みたいに語っていました。対局前日を理由に、棋士総会に出なかった。それはそれでいいですが、同じ記事でアニメやマンガの話をこんこんと語られちゃ、こっちもガクッときますわ。オイオイ、この非常時にそんなのんびりした態度でいいんですかと。
まあ私たち将棋ファンのことなんかどうでもいいんですよ。カネは出さないけど口は出す連中ばかりなんだから、相手にしなけりゃいいんです。
実際、ファンを蔑ろにしている棋士はいるんです。もうだいぶ昔になりますが、LPSAがイベントで男性棋士を招んでいたころの話です。棋士Aは、LPSAの解説に3回呼ばれて、3回とも遅刻しました。うち1回盛大に遅れた上、カジュアルな服に無精ヒゲ姿でした。解説会は夕方からだっつーのに、ずいぶんLPSAとファンをバカにしてくれたもんですわ。
あんた、名人戦の解説に招ばれても、そうやって遅刻できますか? 対局日でも遅刻しますか?
これ、もし企業間の出来事だったら、私、相手を出入り禁止にしています。
この棋士が品行方正で通るのもシャクなので、当時は当ブログでバラしてやりましたがね。

話を戻しますけど、将棋連盟におカネを出しているスポンサーは棋士の発信する情報を見ています。その人たちが、こういう人ばかりが集まっている団体におカネを出す価値があるんだろうか? と考えたらどうします?
棋士がファンのことを考える必要はありません。だけどファンの後ろにいるスポンサーは、つねに視野に入れておかなければならないんじゃないでしょうか。

もうね、棋士の強さはステータスじゃないんです。今は将棋ソフトの方が明らかに強いし、ソフトの新手・新構想をプロが拝借する時代なんですから。アマがプロ棋戦で優勝しちゃう時代なんですから。
「棋士は悪手を指すから面白いんだ」なんて妙に棋士の肩を持つ人もいますけど、とんでもない。悪手を指さない将棋の方が数倍面白いに決まってます。ソフトの将棋、柔軟な発想と緩みのない手順で、相当面白いです。
私たちが失職しても、私たちは死に物狂いで職を探します。だけど棋士が同じ立場に立ったらどうしますか?
若い頃から先生、先生、と呼ばれていた方々が、平社員同然の扱われ方をして、それで耐えていけますかね?
そう思ったら、もう少し危機感を持って行動しませんかね?

コメント (2)
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