一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

沖縄旅行2013・15「竹富島の宿に満足」

2013-09-28 21:06:34 | 旅行記・沖縄編
明けて8月18日(日)。いよいよ沖縄最終日である。
同室の彼とは、結局一言も交わさなかった。こちらから話しかけることもないと思ったからそうしたし、彼もそんな感じだったから、そういうことになった。
食堂に降りて、朝食である。この朝食も品数が多く豪華で、我が家なら昼食…いや夕食に相当した。
前も書いたが、白飯のお代わりが自由、というのがよい。宿によっては白飯の量が決まっていて、お代わりをしようと思ったらご飯がなく、バツの悪い思いをする、というケースもある。いっぱいご飯をどうぞ、というYHの心意気がよい。朝食も美味しくいただいた。
石垣へ行く高速船は、朝が7時45分からで、30分ヘッドである。きょうは黒島へ行くつもりだが、ちょっと竹富島の観光もしたいところである。
私は首からカメラを提げ、島内をぶらぶらする。パーラーぱいぬ島は、まだ開店前だった。まあ、そうであろう。ここは来年以降のお楽しみだ。
なごみの塔には先客がいたので、パスする。
西桟橋に着くと、先客のカップルが何組かいた。今朝は天気もよく、海の色がエメラルドブルーだ。
桟橋の突端で佇んでいると、2組きた。きょうこそ本当にカメラマン役をやらされそうなので、私は早々に退散する。
そのままコンドイビーチに向かったら黒島に行けなくなるので、いま来た道を引き返す。
前の道を、水牛車が横切る。いうまでもないが、うしろの貨車に観光客が乗っており、竹富島では有名な光景である。私もかつて楽しんだことがあるが、いまはおカネを出してまで乗る気はしない。
なごみの塔に戻ると、タイミングよく客が途切れていた。私はスタスタ登る。ここは階段の角度が急なので、ゆるゆると登っていると、恐怖感が増してしまうのだ。
「展望台」からの眺めは最高だった。竹富島では新築の家を建てるとき、周りの景観に交わるようなデザインが求められる。高層の家も建てられないそうで、そうした配慮が、この景色を造っているともいえる。それにより私たちは、昔と変わらぬ景観を愉しむことができるのだ。
YHに戻ると、スタッフが朝食中だった。私は挨拶してチェックアウトしようとしたが、スタッフの女性が「歩いて(港まで)行くんですか?」と目を剥く。
港までの距離だったら、私には十分に徒歩圏内なのだが、島の感覚では、「港まではクルマ」らしい。
私はお言葉に甘える。しばらくして、宿のクルマに乗せてもらい、港に着く。YHからクルマで送ってもらったのは初めてだが、しばらく来ない間に、ホステラーへのサービスがずいぶん充実した感じだった。高那旅館YH、いい宿だった。
石垣島へは、10時15分の高速船で戻る。出発が8分遅れ、石垣島に着いたのは10時35分だった。
私は安栄観光のカウンターに向かう。カウンターで黒島往復のチケットを求めると、係の女性が、
「きょうの仲本海岸は、遊泳が午後2時までになっております」
といった。
こんな枷は初めてだが、これも6月の死亡事故を受けてのものだろう。こんなことなら早くから黒島に入っておけばよかったと後悔したが、泳げるだけでも儲けもの、と気分を切り換えなければならない。私はもちろん許諾した。
アイランドホッピングキップには、行程を記す欄があるのだが、それが7列では埋まらなくなり、新たに紙が貼られた。
ちなみに黒島往復は、2,150円。いままで利用した高速便をふつうに買えば、鳩間島4,390円、小浜島1,960円、竹富島1,110円だから、今回の企画キップでは、5,110円もトクをした計算になる。ありがたいことである。
安栄観光・第18あんえい号は11時00分発を4分遅れて出航し、黒島には11時34分に着いた。
黒島にも、レンタサイクルがある。むかしは海岸まで乗合バスが通じていたが、数年前に廃止になった。当時は片道300円・往復で600円だったが、観光客にレンタサイクルを使わせれば、1時間200円としても、3時間でバスと同額になる。レンタサイクルは運転手もいらないし、ガソリン代、税金等もかからず、初期費用も安くて済む。店舗の営業がクルマからレンタサイクルに代わるのも、やむを得ないことだった。
私は徒歩で海岸に向かう。もちろん自転車を借りる手はあるのだが、あれは泳いでいる最中も課金されていくのが気に食わない。
歩道は綺麗に舗装されている。両側は牧場で、黒牛が草を食んでいる。身が締まって、美味しそうだ。
だいぶ歩いて、軽食喫茶「パームツリー」に着いた。ここは帰りに寄るつもりである。
なにぶんにも時間がないので、黒島研究所、黒島ビジターセンターには寄らず、仲本海岸を目指す。以前は黒島研究所でライフジャケットを無料で借りられたが(私は借りたことがないが)、いまはどうなっているのだろう。
仲本海岸に着いた。…あれっ!? ああっ!! す、砂浜に…!!
(つづく)
コメント
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