一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

沖縄旅行2013・1「沖縄本島での誤算」

2013-09-04 00:34:40 | 旅行記・沖縄編
今年一番の美人はさっぱり系の女優という感じ。まったく、昨今のスッチーは全般的に綺麗だ。東京-沖縄便ではハーゲンダッツのアイスクリームが売られている。300円はちと高いが、あのスッチーと接するにはこの機会しかない。しかしそのタイミングがなかなかない。
その彼女がこちらに来た。ああ、ドキドキする。いまだ! あっ!! 私の前に座っていた「与那原スポーツ」ナンタラというチームの子供ふたりがサッと手を上げ、さ、先にアイスを注文しやがった!!
何だ、何なんだ…。こっちはアイスを注文することさえ極度の緊張状態なのに、あの子供たちときたら、いかにも自然に…。
まったく、デバナを挫かれた。しかし子供たちにアイスを届けた彼女が、再びここを通らない。ほかのスッチーは通るが、彼女でなければダメなのだ。やはりチャンスはそう簡単に巡ってこない。
彼女は左利きだ。かわいらしい。…やっと彼女が来た! 今度こそ私はアイスを注文する。彼女の顔が近くに来て、私はすこぶる満足だった。名前はけっきょく分からなかったけれど、あなたのことは忘れません。

飛行機は18時45分ごろ到着した。この時間帯に沖縄に着くのは初めてだ。南の島は日暮れが遅く、まだまだ空は明るかった。
ここから国際通りまではモノレールで行くのが本筋だが、私は路線バスを使う。これだと40円安くなるからである。
19時00分発の那覇バス25系統に乗る。道路が濡れているが、雨が降ったのだろうか。
20分近く揺られ、県庁前で降りた。ここが国際通りの入口だ。
私は国際通りをぶらぶら歩くのが好きである。例年は深夜の時間帯なのでさびしくなっているが、今年はもちろん、全部の店が開いている。しかし最寄りの郵便局は閉まっていた。これは当然である。あっ、と思う。家に帰るまでが旅行なら、家を出てからも旅行なのだ。それならば東京の「羽田空港内郵便局」で、旅行貯金をするべきだった。
もうひとつ、毛生え薬もカバンに入れ忘れていた。自分の頭が危機的状況にあることを、つい忘れる。いまの私は、昔の私ではないことを自覚すべきだ。
さて、夕食である。いつもなら「ラーメン大王」に入るところだが、ちょっと焼肉が食べたかったので、その専門店に入った。「ステーキ&シーフード黒島」。黒島とはもちろん、石垣島の先にある黒島のことである。
カウンターに案内され、私は「厚切りやわらかステーキコース」を頼む。1,980円はけっこうな額で、随分私も偉くなったものだと思う。
前ではコックさんが肉を焼いている。右は4人の家族連れ、左はカップルだ。私ひとりが柱に遮られたコーナーに座り、ややさびしい位置。コックさんはカップルに話しかけている。話題は黒島のことのようだ。
コース料理なのでコマゴマと食事が運ばれてくる。煮こごり、紫いものスープ、サラダ…。しかしコックさんは私に余計な話をしない。私は黒島を訪れること連続18年。話を振られたらコックさんのいい話相手になるのだがそこはそれ、私も余計な気を遣いたくないので、黙々と食事をする。
黒島牛は、よく言えば肉が締まっている、悪く言えば噛み切れない、というところ。しかし店員さんの応対はすこぶる良く、気持ちよく食事をした。
お腹いっぱいになって、「カプセルイン沖縄」に入る。沖縄本島のユースホステルなら沖縄国際YHか晴海YHがあるが、遅い時間には投宿しにくい。カプセルイン沖縄には無料ネット施設があり、すこぶる便利なのだ。
大浴場に入り、ブログをアップして、13日以降の行程を考える。いつもなら沖縄本島宿泊の翌朝は宮古島に直行なのだが、今年は1日余裕ができたので、本島での滞在を伸ばすつもりだ。13日は渡嘉敷島の日帰りを考える。島では阿波連ビーチがオススメで、ここは1日いても飽きない。
それはいいとして、とりあえず「お尻」を決めることにする。今回の行程も「那覇→宮古→石垣→那覇」なので、18日の、「石垣→那覇」最終便を調べると、何と「特割」があり4,800円だった。
大手航空会社は、今年はお盆の時期も割引チケットを販売していると聞いたが、それは本当だった。とはいえ4,800円はあまりにも激安である。いままでは株主優待券を使っても12,000円前後を使っていたから、ANAがいかに値引きしたかが分かる。もちろん予約をした。
話を戻し、13日に渡嘉敷島に行くと、その日の夕方の便で宮古島に飛ぶことは難しい。飛ぶなら14日の朝だが、ANAの9時35分発「得割」は、これまた5,000円の安さである。通常料金が18,600円だから、とにかく安い。しかしもう、席がなかった。
次善手はJTAの7時30分発で、「特便割引1」が8,700円だが、こちらはまだ空きがあった。14日はこのふたつのどちらかを利用することになろう。

翌13日。例年より遅く起き、無料の朝食を堪能し、チェックアウト。スーパーサンエーで2リットル98円のさんぴん茶を購入し、泊港「とまりん」へ向かう。ここから各離島への船が出ているのだ。
1階のチケット売り場はものすごい人である。窓口で、渡嘉敷島行き9時発の高速船チケットを求めると、「予約はしていますか?」と窓口氏。否と答えると、高速船は満席とのことだった。グッ…。まあ、そうであろう。
改めて私は、10時発のフェリーのチケットを求める。ところがこちらも満席と断られ、これはさすがにズッコケた。
高速船は定員制だろうから、満席は覚悟していた。しかしフェリーは通勤電車みたいなもので、ある程度の人数は乗せられるのではないか? それが満席とは、いかなることか。そんなに乗客が多いのか?
ああ、と思う。私が渡嘉敷島を日帰りした記憶があまりない理由が、いま分かった。たぶん私は、今回のような理由で、船に乗れなかったのだ。
ところが私はバカだから、このことを忘れて、数年ごとに同じ過ちを犯すのだ。
しかし現実問題として、この予定変更は痛かった。沖縄といえば海しか考えていなかったから、渡嘉敷島は日帰りとしては絶好の島で、ここを拒絶されては、ほかの手が思い付かない。
きょう1日、沖縄本島でどうしようか。まだ8時台なのに、私は早くも途方に暮れた。
(つづく)
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