いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

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「 聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実- 」を観た。

2013-01-08 10:53:18 | Weblog

なぜか、つぎのシーンを取り上げる。







山本五十六 と堀悌吉(元・海軍中将。山本と海軍兵学校同期。既に海軍を辞めている)のふたりだ。
役所広司(56年生まれ、57歳)と坂東三津五郎 (56年、56歳)が演じる。





実際の堀悌吉氏。

戦争映画の場合、年齢が気になってしまう。
監督の成島出氏は61年生まれだから、52か53歳。監修・原作の半藤一利さんは30年生まれで、82歳。
戦争との距離感である。







小料理屋「志津」の常連たち。田中麗奈がダンサー・神埼芳江などとなっている。
両画面で奥にいるのが、「東京日報」記者・真藤利一で、玉木宏(80年生まれ・32歳)が演じている。
このシーンは、一般市民の心情を描くところだ。戦争遂行を声高に叫んでいたりする。

戦争オタクで、兵器オタクでもあるわたくしも、このところ変化してきているようなのだ。









これらの画面は、たいへんよく出来上がっている。真珠湾場面ではCGの破綻が見えるが。


このような描き方は、今までとかなり違う。
長ったらしい題名も、今までと意味が違っている。 「70年目の真実」と使われている。
これは誰のせいなのか、考えてしまう。
「東京日報」記者・真藤利一は、あきらかに監修・原作の“半藤一利”さんだとわかる。







記者・真藤利一は、出征から帰り、焼け野原となった東京(であろう)を見つめて、
映画は終わる。

この感傷、感慨は、今までのものとちょっと違っていると思う。

米内光政(海軍大臣) 柄本明(48年生まれ、64歳)  
井上成美(海軍省軍務局長)柳葉敏郎 (61年生まれ、52歳) 
三宅義勇(聯合艦隊作戦参謀)架空(モデルは三和義勇)吉田栄作(69年生まれ、44歳)
山口多聞(第二航空戦隊司令官)阿部寛(64年生まれ、48歳)  
黒島亀人(聯合艦隊先任参謀)椎名桔平 (64年、48歳) 

宗像景清(「東京日報」主幹)香川照之(65年生まれ、47歳)

一番年長であろう“柄本明”さんでも、戦後生まれである。
半藤一利さん(30年生まれ、82歳)を除くとだが。






監修・原作の半藤一利さんのせいだけでは、ないとどうも思ってしまう。
あきらかに、戦後生まれの方々の客観性とでもいったものが、影響している。
ということではないかなと思う。

しかし、こう書きながらも、ああいう“感傷性”を求めている自分が自分の中に
いるようにも思えてしまった。




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