いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

劇団文化座「 銀の滴 降る降る まわりに 」を観劇しました。    8.27.

2014-08-27 22:29:50 | Weblog
       
       映画のつぎは“演劇”です。
       『 銀の滴 降る降る まわりに 』というタイトルの芝居でした。
       効外の、通勤圏でかなり賑やかになっている、そんな私鉄駅(JR駅でした)
       の駅前の市民館ホールでした。結構広いホールでしたよ。25日。



       
        劇中はデジカメできませんので、終了した時の絵です。



       面白かったかどうか。同行した友人たちには「そう、60点かな」と言いました。
       タイトルのサブに「首里1945」があります。おわかりですね。太平洋戦争末期
       の沖縄での軍隊のお話しです。なんで今、この戦争の話しなのか、がひとつ。
       どう現在と結びつけるのか、がもうひとつ。
       答えは充分ではなかった、そう思いました。残念ながら。



       



    劇団文化座「銀の滴 降る降る まわりに」
    作 /杉浦久幸 演出/黒岩亮 出演/佐々木愛・阿部勉・米山実 他

       日本軍の小隊が、沖縄の首里効外の与那城家を徴用している。舞台はここだけ。
       炊事班である、彼らは銃を持たない。糧秣調達と炊事に毎日追われている。
       軍隊組織の上下関係のみの理不尽な毎日が描かれる。アイヌである調達係・
       冨田栄吉と、現地徴用された中里幸吉のふたりを中心にストーリーは進む。
       アイヌと沖縄は、二等国と蔑まれている。それは本土・日本人は言う。
       与那城家の夫婦には、戦闘が始まれば日本軍の邪魔だと言う。



       



       佐々木愛さん、歳はとられてもお元気ですね。よかった。
       しかし、なぜ今なのか。
       ラストで、敗戦間近い敗走する日本軍のために、何か食べるものを作ろうと
       アイヌの調達係・冨田栄吉が提案します。銃のない彼らはひとりづつ、最後の
       任務を全うしようと手を上げます。アイヌも、沖縄も、本土も。


       しかし、これではわたくしには弱い。
       しかし、こうした演劇鑑賞のための会・団体は多いようです。ひと頃の劇団
       活動を支えているのは確かなようですね。