消防車、そりゃ、乗ってみたいでしょう、男の子ならば。
しかし免許を取得できる年ごろまではその気持ちは普通持続しません。
間違っても消防車乗りたさに消防団にはいるなんてあり得ないでしょう。
私もけして消防車が乗りたくて入団しているわけではありません。
一番新しい新入団員にもかかわらず年齢は上から2番目です。
生まれ育った地元でもないし、一番下っ端なのに皆に敬語を使われるこの微妙な雰囲気。
普通ならそろそろ退団のオッサンですからね。
確かにくだらないし、なくてもいいと思っていました。
実際消防団のない新興地域はたくさんあるし、所詮素人だし。
以前ならちゃんと金払ってプロにやってもらえばいいんだよ、とか
暇な人たちが補助金欲しさにやってんじゃないの?、とか。
人の価値を時給換算していた以前ならば、、、
農業に似てんだよね。
そりゃ金払えば何とかなるさ。食べ物だってすべて輸入してしまえばいい。
実際ドバイではすべての食料は輸入品だから全然無問題。
百姓よりサラリーマンの方がどれだけ楽か。
米なんて3000坪で年間150万円の売上なんだから。
でもみんな自分の代でやめるわけにいかないってやってんだね、何とか工夫しながら。
原発で被害を被った酪農家たちの無念さは補償金では報われないよ。
金のためだけだったらとっくにやめてるんだから。
農大で県の人に年商1000万のスーパー農家を目指してください、って言われた。
1000万でスーパー?しかも年収じゃなくて?
60000坪の超大規模米農家の売上はわずか30坪のウチのバーの売り上げに遠く及ばない。
そしてバーの売り上げ10軒分が同じ30坪の調剤薬局の売り上げだ。
このまま資本主義はどこに向かおうとしているのか、すでに限界が近づいていて、
そしてその後にくるのは進化した共産主義なのか。
具体的にはカイエンでガソリン垂れ流しながら走る事ができるのはいつまでなのでしょう。
今夏、
ブロッコリは1日200匹も青虫つぶしたのに結果虫食いばかり。
ジャガイモとナスは豊作だったが、枝豆は不作。
ピーマンはまぁまぁ、相変わらずトマトは最後に雨が降って割れてしまう。
時間が無くて、雑草刈りが追いつかない。
別に無農薬で作ったからといって格別うまいわけでもないし、安いわけがない。
とにかく効率は悪い。消防団も農家も。
しかし高度に効率化の進んだところにはナンの感慨も思い出も存在しない、
と思っておるのです。「どこでもドア」で旅行してもきっと楽しくないよ。