喜多院法興寺

住職のひとりごと

100歳以上の高齢者が五万人

2013-01-06 06:36:32 | Weblog
1月5日 よみうり寸評 読売新聞

 {100歳以上の高齢者は年々増え、5万人を超えた。長寿者には、朗らかで幸福な人が多いという。幸福だから長寿なのか、長寿だから幸福なのか◆長寿の研究をしている慶応大の坪田一男教授は「ごきげんで、幸福だから長生きできる」と見立てる。海外では、幸せな人は幸せでない人より7・5~10年も寿命が長い、といったデータがいくつもあるからだ◆幸福度を上げ、長続きさせるには、その日にあった良いことを三つ書き出すことが効果的という研究もある◆夕食のきんぴらがおいしかった、電車内で若者がお年寄りに席を譲るのを見た……。どんなことでもかまわない◆筆者も先日、車内で若い男性から席を譲られる経験を初めてした。50歳を超えた身としては、いささかショックではあったが、若者の優しさに感じ入って「良いこと」として書き留めた◆100歳以上の長寿者は、2035年には33万人になると予測されている。多くの人が、日々たくさんの「良いこと」を実感しながら長生きされることを願う。}

100歳まで生きようとは思わないが、健康で長生きしたいと思う人は多いはずだ。私が思うに90歳を越えるのは選ばれた人たちだと思う。まして90歳もすぎても幸福感を感じる人は少ないとはずだ。日常の生活に幸福感を感じることで、寿命が延びるらしい。100歳まで生きられる人は、人生のエリートであるとお思う。老後は幸福感を感じつつ、ぼけずに健康で、お呼びが来たら苦しまずにぽっくり死にたいものである。