まだまだ、大型連休の気分が抜け切れず、仕事再開2日目にして未だリハビリ気分の私です。
それでは、淡イチ編のお話です。琵琶イチはお気楽気分です。と言うのも、琵琶イチでは、何かアクシデントがあれば
そこでDNFしても、輪行できるからですが、淡イチでは、そうは行きません。まず、列車は走ってないし、バスもほぼなし。
何かあればタクシーしかありません。ですから気合も入るってもんです。
いつもの友人2人、計3人で走りました。淡路島完イチの為、そして、ジェノバラインがGW用の運行だった為、朝5時半に最寄り
駅の甲子園口集合です。今回で淡路島に渡るのは3回目ですが、前2回は「たこフェリー」の時代でした。ジェノバはお初です。
また。前2回は100kmコース、130Kmコースを走り今回初めて150kmコースを走ります。
明石港、船待ちのローディー。
自転車の品評会の如く並んでました。みどりの日だったのでもう少し多いかな、と思ってましたがそれ程でもありませんでした。
自転車は2階へ。
当日は風が強く、波も荒かったので、岩屋港に着いた時には、ココに置いていた自転車は、皆波しぶきを浴びて塩を
ふいてました。塩、汗には滅法弱いピナレロなので、このルートは考え物です。因みに帰りはもっと波が酷く、たった13分の
船旅で、不覚にも釣り好きの私ですが、船酔いになってしまいました。また、帰りは自転車を船室に持ち込ませて貰いました。
8時スタート。
時計回りの為、淡路島東岸から見る海は煌めいてました。この時は南風=向い風でした。
洲本にて小休止。
ここから由良を通り、いつの間にか坂=私にとっては激坂に突入。
お約束の元祖ナイトスクープ『ナゾのパラダイス』
この坂は何とかやり過ごせましたが、立川水仙卿を越してからの坂は反則級。
先に上った余裕のY氏が休憩中。私はこの直前で女性ローディーに軽くかわされました。ショック。
福良で昼食を済ませ、淡路島の盲腸のような最南端の「道の駅・うずしお」へ。
運が良ければ、鳴門の渦潮を見ることが出来るらしいです。しかし、ココは風が更に強くなってました。
本州から淡路島の「明石大橋」とこの「鳴門大橋」は上面が自動車専用道路で、その下は保守点検用の道があるそうで、特に
「明石大橋」は、そこを自転車・歩行者用に開放しようと云う動きが以前ありました。転落防止の柵等の安全確保に金と時間が
掛かるそうで、いつの間にかその話は立ち消えになってしまいました。
この「道の駅・うずしお」へは1本道の為、同じ道を戻らねばならず、行きは気持ち良く下りますが、帰りを考えると複雑です。
上りきれば綺麗な景色が待っている。
しかし、立川水仙卿付近の反則級の坂を経験してしまえば、この坂もそれ程苦痛ではないですね。と言うか脳内麻薬が分泌
されてきたのか少々快感でさえありました。もしかして、脳内麻薬ではなくコレが坂の愉しさ?
後半は南風なら追い風?と期待しましたが、よくある話で北風に変わって、後半も向い風でした。
波も荒くなってます。
この時間帯は、ジェノバラインも悪天候で一時運行中止になってたみたいですね。
更に北上するとサンセットラインへ。
3回目にして、初めてサンセットを経験しました。
完全に沈み切りました。
何とか走り終え、JR甲子園口に辿り着きました。
淡イチ157km+自宅~甲子園口駅、明石駅~明石港往復8km、合計165kmの風に負けない旅でした。
この165kmの旅で気付いた事
その1、当日もカメラを入れたスリングバッグを担いでましたが、コレを担いで走ると肩が痛くなると云うか、だるくなると云うか、
兎に角不快なんです。どうにかしてその不快感から開放されたくて試行錯誤していたのですが、判りました!
サドルの少し前目に座り、背中を猫背の様に丸め、バッグを背中に乗せるように走ると、この不快感から開放されます。
すると・・・・・今までに無い位楽にペダルが廻せる!数年間ロードバイクに乗っていて初めて開眼しました。自転車雑誌や、
あのブルーの自転車好きのオッサンが言っていた正しいフォームってヤツを!これからはこのVANGURDのバッグを
自転車フォーム養成ギプスと呼びましょう。
その2、俺は坂が好きだったんだ! 当然HC(ヒルクライム)何かが好きな訳ではないんですが、今までのロングライドでは、
10%以上あるコースは自然と避けてましたが、これからは違います。上ります!!!
いや~、坂って本当にイイもんですね。