今日は朝からホテルです。
とは言え、ちゃんとしたホテルですよ。
ホテルオークラ神戸。
(ココからが長いです。興味のある方だけ読んで頂ければ幸いです。)
ところで、私はラジオ大好き人間。
特にAMラジオをこよなく愛してきました。
先日、平日の放送が終了した『ありがとう浜村淳です』は50年くらい前から聞いてました。
なので、方法スタートとほぼ同時だったのでしょう。
聞けたのは夏休みや春休み限定でしたが。
そんな中、ほぼAMラジオを主戦場にしているタレントの山本量子さんが、昨日9ヶ月ぶりにラジオ復帰してました。
長いこと休んでいた理由、既にご本人から言われた事なので、ここでも書きます。
子宮頸がん。
この疾患には少しだけ思い入れがあります。
原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)。
性行為等により感染し癌の発症の恐れがあります。
感染したからと言って全例が発症する訳ではありません。
子宮頸部の上皮に感染したウイルス。
子宮頸部に限らず皮膚は、細胞の上皮化、即ち一番外側が剥がれ新しい皮膚の細胞が再生されるシステムとなっています。
ですから、HPVに感染した上皮細胞は、ウイルスと共に遅かれ早かれ体外に排出されます。
稀に中皮や内皮に以降してガンとなります。
ですから、感染した段階では全く安全か?と言われれば、そうではなく前癌状態と言われてます。
以前、私が経験した舌の白板症も全例が舌癌になるわけではなく、一部が私のように癌化するので、白板症も前癌状態と言われてます。
この子宮頸がんは罹患するとタチが悪い。
先程、性行為等でHPVに感染すると言いました。
最近の女性は、初体験の低年齢化傾向があります。
もし中学一年生で経験し、運悪くHPVに感染し、運悪く癌化すれば・・・
十数年後に癌が発症します。
30歳前後。
結婚し、母親となる年代です。
ですから、この癌はマザーキラーと呼ばれています。
しかし子宮体癌は別物ですが、子宮頸がんは、予防が可能な癌と言われてます。
それがワクチンと定期検査です。
初体験の前がベストですが、3回のワクチン接種(1回目の1ヶ月後、その3ヶ月)と大人になったら年1回の子宮がん検診。
これだけやっていれば、高い確率で癌の発症を抑えることができる、と言われています。
このワクチン接種が始まったのは2010年でした。
しかし、接種が始まって直ぐに、先ず品薄状態となりました。
希望者が殺到したからです。
その後の東日本大震災での流通不安定。
で、何とか軌道に乗ったかな?と言う時期で副反応問題。
ワクチンに副反応はつきもの。
このワクチンは上腕への筋肉注射。
当然痛い!
子宮頸がんワクチンの接種年齢は思春期の女性。
接種開始がスタートしたのは夏休み頃でした。
ですから多くの自治体や産婦人科では集団接種方式が取られました。
この時期の女性の特徴だと思いますが・・・
事前情報で『痛いよ』が刷り込まれ、集団接種でひとりが『痛いー!』となると集団ヒステリー状態となり、卒倒する人も出て来ます。
で、副反応が多発、一部は重症化、過激にワクチン接種に反対する集団の圧力もあり・・・
結局は子宮頚がんワクチンは無かったこととなりました。
昨今のコロナワクチンと異なり、子宮頸がんワクチン反対派は左派勢力のイメージがありました。(事実は不明、当時の私の感覚です)
実際に国会で追求していたのは共産党でした。
あれから14年。
丁度接種できた人、出来なかった人が30代となる頃です。
是非、ワクチン接種の有無と子宮頸がん発症に相関関係があるか?調べて欲しい、そして文献化して欲しいです。
もし正の相関が確認できれば・・・
まあ、これ以上は書かない事にしましょう。
日本のワクチン接種は欧米に比べ、というか全世界と比べ遅れてます。
ワクチン事業は国策です。
昔のMMR等の副反応で厚労省は、かなり後ろ向きとなってしまいましたから。
私は全てのワクチンを積極的に推進しろ!とは言いません。
コロナワクチンの有意性は不明だし、インフルエンザワクチンは必要とする人が接種すれば良いし。
(誤解の無いように言い訳しますが、決してコロナやインフルエンザが命には関わらない疾患とは言ってません。年齢や基礎疾患によっては危険な疾患である事は充分に焼理解しております)
ただし、子宮頸がんの様に疾患が周知されていない、命に関わるような疾患では、もっと行政は積極的な介入が必要では?と山量さんの件で強く感じました。