ベガルタ仙台は2021年をもって、J2へ降格となりました。
その検証を行なってみたいと思います。
相当な長文となりました。
サッカーに、ベガルタに興味のない方は読み飛ばしてください。
先日、サッカー批評にベガルタ降格の検証と云う記事が掲載されてました。
全てを読んだ訳ではない(出来るなら目を向けたくなかった)ので、似たような内容だったら申し訳ありません。
ベガルタは降格しましたが、もう、その予兆は以前からありました。
昨年は、コロナの影響で降格はありませんでしたが、順位は18チーム中17位。
但しこれは、初めからレギュレーションとして降格は無かったので、チームの熟成を考え戦術転換、シーズン途中での補強をしなかったからとも考えられます。
もっと遡ると・・・
運営資金がJ1下層のベガルタは、2017年のルバン杯はベスト4、2018年の天皇杯は決勝進出と大健闘でした。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/cf/10dd41787a4afef0cc01f9f6c368f517.jpg?1638082869)
当時の渡邊監督と選手の関係も良かったと思います。
渡邊氏・・・
手倉森氏のU22代表監督への転出に伴いオーストラリア人監督が就任となり、その際のヘッドコーチでした。
しかし、成績不振でオーストラリア人監督の解任に伴い、監督に就任。
先ず手を付けたのは原点回帰。
守備重視でカウンター。
戻るべきベースが有りました。
その結果、J1残留を手にしました。
その後、渡邊氏は新たな挑戦を続け2017年、2018年の結果に繋がりました。
しかし、2018年のシーズンオフ、生え抜きで背番号7の奥埜はセレッソへ。
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他にも中野や元々レンタルだった野津田や板倉等主力選手の多くが他チームへ移籍、レンタルバック。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/5a/28e685b65e625681bb8b523e0c175670.jpg?1638083019)
奥埜の引き留め、野津田の買取りは絶対にやらなければなやなかった事。
しかし、あっさりと移籍。
当時は"?"でしたが、その後にその理由は判明。
そんな中、迎えた2019年シーズン。
その時のベガルタが目指したスタイルは、現札幌監督のミシャが浦和でやってたようなサッカー。
DF、守備的MF、攻撃的MF、トップ下、FWがコンパクトに連動して攻撃していくスタイル。
複雑で難しいサッカーです。
結果、上手くいかずに低迷。
渡邊氏は残留の為、原点回帰を選択。
その年は何とか残留となりましたが、渡邊氏は監督退任。
ホーム最終戦の監督挨拶が衝撃的でした。
『時計を元に戻すフロント』
2020年はライバル・山形から木山氏を監督に迎えシーズンイン。
途中で明かされた、ベガルタ仙台の債務超過。
一般企業なら倒産寸前状態。
2年後に解消されなければ、ライセンス剥奪。
多分、数年前から、この状態になる事は判っていたのでしょう。
だから、奥埜選手等の主力選手の引き留め、買取が出来なかったのでしょう。
2021年はJ2長崎を解任された手倉森氏を迎えシーズンイン。
手倉森氏は、多くの外国籍選手と契約しながら、全く使わない。
途中出場ばかりなのにトップスコアラーの外国人選手が、チームの和を乱すとの理由で契約解除に至りました。
他にも、久々に起用され、結果を出した選手を次節にスタメンから外したり、理解不能な選手起用が目立ちました。
その年のシーズンイン前の取締役会。
てっきりメインスポンサーの部長が社長に就任すると思ってました。
しかし、結果は宮城県、仙台市、県財界、地元放送局の取締役らが選択したのは、ベガサポで日本郵政社員で社長経験のない方の社長就任。
そして『ベガルタ仙台は市民クラブである』
市民クラブ・・・
高卒、大卒、下部組織出身の選手を育て、たまにトップリーグに昇格する、そして自前で育てた選手を高く売る・・・
そんな印象しかありません。
多分、この状態のまま、J2に突入します。
降格が決まって、フロントは1年でJ1復帰と宣言しました。
そんなにJ2は甘くない。
同じような経営規模の松本山雅。
数年前にJ1にいましたがJ3降格間近。
ベガルタの降格理由・・・
クラブに不祥事があっても、自浄作用を持たないフロント。
楽天イーグルスに観客を持って行かれても、危機感を持たないフロント。
金を生み出す術を知らないフロント。
頑なに市民クラブに固執するフロント。
お役所仕事のフロント。
公務員体質のフロント。
事なかれ主義のフロント。
宮城県、仙台市、地元放送局、県財界と仲良しこよしのフロント。
どんなにフロントが阿保でも、他チームに乗り換えることはサポーターは出来ないんですよね。
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