心の風景 認知的体験

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「話し方力アップ」

2009-02-21 | わかりやすい表現
「話し方力アップ」

○話し方はどうしてこれほど気になるのか
 話し方に強い関心があるのは、なぜなのでしょうか。その理由は3つあると思います。
1つは、図にもあるように言語活動の中で話す、聴くにさく時間が圧倒的に多いからです。

2つは、うまく話せなかったという失敗体験に起因するものです。話すのは、その時その場での実時間での行為です。この点、書くのとの大きな違いです。となると、当然うまく話せなかった、あるいは、言い間違いをしてしまった、といった体験をごく日常的にすることになります。それが頭に残ってしまいます。
 そして、第3には、しかし、努力すれば失敗しないようになるはず、さらにうまく話せるようになるはずだが、努力の仕方がわからないから知りたいというものです。
それが、話す、聴くに興味、関心を向かわせるのだと思います。

○子どもとは心で話す
 ところで、眼の前にいる一人の子どもとうまく話すには、どんなことに配慮したらよいのでしょうか。基本的なことを2つ挙げておきます。
 子どもは、話の内容より、話し手の意図や気持ちの方を読み取るのに長けていることを、まず認識する必要があります。とりわけ、低学年になるほど、この傾向は著しいものがあります。
 「頭が痛いの?」と子どもに話しかけた時に、どれくらいその子どものことを本当に心配してくれているかを、子どもはただちに理解してしまいます。
 これは、考えてみれば当然のことで、生まれ落ちて言葉を自由自在に操れるようになる5、6歳までの間に、こうした力を自分の周囲にいる人々とのコミュニケーションの中で体験的に身につけてきているからです。子どもはハート・リーダー(heart reader)の天才であることをしっかりと知っておく必要があります。

○第一声が大事
 その上で、やはり言葉を使って話しかけることになるのですが、その第一声が極めて重要になってきます。第一声にこそ、ハート・リーダーの天才・子どもは大人の気持ちをしっかりと読み取ってしまうからです。
 子どもに対する愛があり、自分の気持ちがポジティブであれば、おおかたの第一声は、ハート・リーダーの心をとらえる内容が無意識のうちに自動的に出てきます。したがって、それほどあれこれと心配することはありません。
 問題は、意に反しての第一声です。まずは、例えば、どやしつけたいほどの怒りをどうやって言葉で表現するかです。そのまま叱責するのが最適な場合もあります。子どもの方にそうされて当たり前との認識がある場合です。
 その認識がない子どもにストレートな叱責は禁物です。こちらの気持ちを静め、ゆっくりと、「どうしたのか」という問いによって、状況把握に努めるところからはじめることになります。
 もう1つ、意外に面倒なのが、いわば気持ちにはあまり依存しなくてよい第一声です。大人どうしの場面でよくみられます。ここでは、いつものしきたり通りに、あいさつと子どもの調子や用件を尋ねるのが一般的ですが、その後に続く一言が、思いもよらず子どもの心を傷つけてしまうことがあります。
 不登校の子どもと廊下でばったり。あなたの第一声は、「こんにちは。元気でやっている?」ですか、それとも「あら!久しぶりね。どうしていたの?」ですか。
 「普通の状況では普通に語りかける」のが原則ですね。それでなくとも、子どもは普通でなく見られるのを極度に恐れているはずですから。それを増強するような後者のような語りは禁物です。

○話し方のコツ
 第一声に続く話し方は、状況に応じてさまざまですので、ここでは、一人の子どもに何かを説明する状況を想定して、そこでの話し方のコツを4つほど提案してみたいと思います。
1)自分ひとりで話す時間を短く
 どんなテーマにしても、話す材料は、教師の方が圧倒的にたくさん持っています。ついつい一方的に話すようになってしまいがちです。会話とは違いますから、話のやりとりはそれほどなくてよいのですが、それでも、理解の確認を随所でしながらの語りをした方がよいと思います。
2)一度に説明する量も少なめに
 一度にどうしてもあれもこれもなりがちですが、これも、子どもの理解能力を超えたものになりがちです。量を減らすだけでなく、紙に要点を書いて手渡すくらいまでやらないと、せっかくの説明もうまく伝わらないことになります。その際に、「わからないことがあったら、また来て」の一言も忘れずに。
3)ほめ言葉を豊富に
 ほめられれば誰しもが気持ちよくなります。話すほうも、ほめ言葉を使うことで気持ちよくなります。安直なほめ言葉の乱発はただちにその嘘っぽさを見抜かれてしまいますが、気持ちが本気ならそれを言葉で表現できればそれに越したことはありません。
 皆さん、今ただちに、どれくらいのほめ言葉が思い浮かびますか。昔いた大学の知り合いの女性教授は、すべてにわたりエレガントなのですが、もう一つ、ほめ言葉が実に豊富なのです。お会いするたびに、気持ちが浮ついてしまいました。
4)対面より90度の位置で
 一番よくあるのは、180度の位置に座って話すことだと思います。この位置だと、お互いに相手のことがよく見えます。しかし、説明してわかってもらうような状況では、相手が見えすぎてしまうのは、説明内容のじっくりとした理解には、ノイズになってしまうことが時にはあります。視線、ジェスチャー、表情などが気になってしまうのです。それに資料などを見せるときには、対面では具合がよくありません。そこで、90度の位置に座って、資料や紙に書いたりして一緒に見ながらの話も時には効果的です。

最近、困っていること

2009-02-21 | 心の体験的日記
・usbケーブがまだ見つからないこと
・イギリスの天才数学者、人工知能の判別テストを提案した人がまたまた思い出せないこと
・40年前の背広がまだすてられず、着て行ってしまったこと
・元の大学においてきた優秀なPDの就職先がきまらないこと
・頭が雑駁になってきてミスが多いこと
・仕事をするためにおいたテーブルの上が物置になってしまったこと
などなど
困りごとは困るがこれがなくなったらおしまいかも
こまったことを楽しむ心
なんてあるかなー?

最近の迷惑メールは英文だらけ

2009-02-21 | 心の体験的日記
Brand name watches at low prices Thad Fish 09/02/21 02:01 3k

Cheap casual and unusual watches. Merrill Gage 09/02/21 01:24 3k

Up to 75% off on all items Jerald Cahill 09/02/21 01:18 3k

Viagra (Sildenafil) 100mg x 10 pills Lynn Epps 09/02/20 23:05 2k

Nominate for Ph.d award Abbie Hoffman 09/02/20 20:34 4k

You will never see a disappointed look on woman's face again. Ted Corley 09/02/20 19:57 3k

Adults like big toys - especially women. Elva Kay 09/02/20 19:42 3k

Great news about saving opportunities. Beryl Koenig 09/02/20 16:20 5k

"Unstoppable love force" will be all about you. Hadrian Pike 09/02/20 13:23 2k

100mg x 10 pills Angela Quinones 09/02/20 10:25 2k

You don't have to count every calorie to lose weight. Cliff Meredith 09/02/20 07:34 7k

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5年前の今日

2009-02-21 | Weblog
●今日の箴言、名言集04/2/21
心の力を活かすには、3C
・Cognition
・Control
・Communication
(大野裕)
●認知的体験 04/2/21海保
「司馬史観」
寿司屋での読売新聞の斜め読みだったが、歴史家の間で、司馬史観の見直しの動きがあるらしい。当然である。歴史に一つの見方しかないはずはないと思うからである。史実での見直しさえあってもよいと思う。生前になんらかの論争があってしかるべきだったと思うが、アカデミズムにはそんな動きはなかったのか。だとすると、日本の歴史学はだらしがない。たった一人の小説家にしてやられていたのか。それにしても、どの本を読んでも最後まで読ませる司馬文学の魅力は凄い。今は、「竜馬がいく」を4巻まで読破。
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坂の上の雲 NHKで製作中らしい
どんな映像になるのか
楽しみである

すばらしい記憶

2009-02-21 | 心理学辞典
◆超記憶/直観像/閃光記憶(super‐memory/eidexic imagery/flashbulb memory)〔1991年版 心理学〕
縦横に配列された50個の数字を3分間見せただけで、そのすべてが自在に思い出せたり、1枚の写真を数秒見ただけで、その写真の細部まであたかも写真にとったかのごとく記憶してしまう人がいる。このような人を直観像保持者と呼ぶ。子供には直観像保持者の多いことが知られている。
また、われわれでも、異常な事件の発生を知ったときの光景を写真のフラッシュをたいたときのように鮮明に記憶していることがある。これが閃光記憶である。
こうした「異常な」記憶を総称して超記憶と呼ぶ。
一見すると、うらやましい記憶力であるが、生きていくうえでは、大事なことのみを選択的に覚え、不要なことは忘れるという側面も必要である。