蹴球放浪記

緩まない、緩ませない。
横着しない、横着を許さない。
慌てない、「だ」を込める。

体の持つ「霊性」を感じて。

2007-09-16 21:41:30 | 舞台のこと

その前に日曜のサッカーのこと。
福岡、京都に負けると立て直すに可也の時間がかかるな。
ここでスタンド廻りがファビョって「リティ斬首にしろ」といったら
福岡にはこれから先、「まともな」監督が来なくなるよ。
ここは来年を見据えてじっくり我慢したほうがいい。
・・・京都とか仙台のようなフットボールに対応できないだけで、
チームフレームとしては悪くないやつが「やっと」できているのを壊すのは。
さて、われらが愛媛はひっくり返されてしまった。
フレームは少しずつ練り度はよくなってる、けが人が多いだけで。
今年の残りは10位から下に落ちなければ由、としなければ。
落ちたら落ちたである種、危機感と飢餓感を持って来シーズンをたたかえる。

 

さて、土曜日は「くうきプロジェクト」の演劇部門が集まって、
なにやら面白いことをやるらしい、ということで行って来た。
箱が文化センターみたいな教室がたくさんあって、高さのあるところだから
その様子を「山」に見立てて、「演劇登山ツアー」をしよう、ということ。

 

にしても、「登山口」はどこだ、登山口は。
と軽くごとーさんとバンプとって、「ビジターセンター」風の受付で予約を確認。
「紹介ルート」だけ書いてあって、肝心の名前がない、肝冷やしたぞ。
で、「山」の案内展示物風に飾られた各カンパニーのアートワークスを見、
椅子を勧められたのでおとなしく座ってお客を観察。
げっ、きららのSさん来てるよ、しかも自分とおんなじツアー時間に。
てな感じでツアーのお時間となりました。
・・・ガイド(というかお遍路参りの「先達さん」と呼べばいいな)がみねおさんだよ。
しかも「これ、実生活の設定とほぼ同じでは」というような感じ。

 

最初は「ぎゃ」、相変わらずおばかやらかして笑わせてくれるわ。
その中にブラックユーモアを混ぜ込む技量はさすが。
というか、みさかさん、体もう少し絞り込んだらちじ(以下略。
その次は「GIGA」、福岡フェス経験して古典の「噛み砕き」がよくなってる。
「生と死の混佼」を女の子だらけの、しかも「ここは中洲か」という空間でやってる。
ここふたつは「俗世間」という味付けで攻めているなぁ。

 

さて、登ってつぎは「k2t3」、「ルールブック」で好評だった「身体芸術」で
世界の名画を再現しました、という趣向。
客席と舞台の位置がひっくり返るとどうも居心地悪い。
・・・結果、Sさんに体当たりかます結果に、すまない。
打ちひしがれて今度は「無倣舎」、ここが「切り替え」のよな感じ。
「君を乗せて」と「大地讃頌」を打ち込みテクノでアレンジしたことに驚き、
おどろおどろしさにある種の「霊性」を感じる。
ここふたつは「山の凄み」で下の「俗世」を洗い流す、という味付けか。

 

ここまできたら脳味噌が「高山病」を疑似体験してやがる。
つぎは「STR」、これ、劇団四季が見たら億単位の賠償金食らわされるぞ。
てな声を「そんなのかんけぇねぇ」と軽やかに「きゃっつ」を新感覚で味付け。
さらにいって、「えのきだけ遊劇隊」が「サザエさん」をブラックユーモアに仕立てて
そこに「フジテレビに仁義通しました」といわんばかりの小ネタと音の使い方。
・・・なんか幻覚見てるんじゃねーかぁ。

 

さんざん疲れて最後はフラダンス。
「フラガール」という映画である種の「凄み」というのを感じたけれど、
疲れた頭にびんびんメッセージが伝わる。

 

これ、「演劇」の新しい見方、というか感じ方を提示できた面で画期的じゃないかな。
それにしても外、雨降ってるし、どうしようと思いながらもプールで軽く歩いてる。


何人をも侮るな、何人をも侵すな。

2007-09-16 00:24:47 | テレビの虫

Life最終回、あんなに過激だったとは。
・・・というか、「いじめ」というものが「精神的な麻薬」だったことを
  いまだかつて適切に表現したお話、いまだかつて見たことない。
その精神的麻薬に侵された人間が次々と「自己崩壊」を起こすさまは
ある種の「戦慄」すら感じる。

 

そこから真正面に立ち向かった人間だけが愚かさを知ることができる。
「何人も侮らず、何人も侵さず、ゆえに何人をも畏れない」という境地にたどりついた。
「屈辱を与えた人」の行く末は自己崩壊が。
「屈辱に耐えた人」にはある種の強さを。