・・・いや、いい物を見せてもらった。
「福岡男だらけのオールスター公演」で「遠州の葬儀屋」という演目。
みんなうまいわ、ムーブやマイムも無理がない、台詞回しもすごい。
それぞれが持ってる「要素(エレメンツ)」を十二分に出した攻めて受けてがうまい。
ほんと、プロとしての「修練と鍛錬」を積み重ねたらこんなすごいものができるんだ。
ということをきっちりと見させていただきました。
あと、惜しいところは日本の葬儀屋の成り立ちが「特殊な存在だった」ことを
知らなさ過ぎる、というか福岡の「特殊な人々」が「葬儀屋」を生業としていることを
知らなかったのか、そこによって生まれたずれ、というのがうまく感じられなかった。
極論を言えば、この本を書いた人が京都の人で、
京都のあるところには「特殊な人々」がごろごろいて
その空気を身近に感じていたことと、さらには関西地方はその人たちによって
「葬儀屋」という特殊な世界を動かしていたことを感覚的に知ることができたから
こんな話が書けたのだ、というところまで思いが届けばもっとよかったのですが。
演出チームの中に今年の2月そういったテーマで鋭く切り込んで
いき損ねた人がいる分余計に。
さて、久しぶりに定期便、つながった。
・・・携帯壊れたんだって。
とりあえず、少し安心、少し前進。