健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

ワンダーラスト。

2009-01-31 | looking.
あの・マドンナが映画監督として初挑戦・初作品を発表しました。
舞台は、様々なカルチャー・民族・言語が渦巻く街、ロンドン。
ルームシェアーしている女2人・男性1人の物語。
ウクライナ移民のロック歌手は・ミュージシャンとして成功するのが夢だ。
生活のためにSMクラブの調教師をして生計をたてている。ルームメイト二人の手を借りることもある。
時には軍人に・騎手に・教師に・マーガレットサッチャーになったりして・ゆがんだ欲望を満たしてあげている。
ホリーは、一番マドンナに近いキャラだとも思ったが・・・・、ロイヤルバレー団を目指してバレエに打ち込んでいる。かかる曲が、ミンクスのドンキホーテ。
家賃が払えない彼女は、ストリップクラブ・ポールダンサーになる決意を。しかし、この世界も容易でなく、その振り付け試験は、過酷で厳しい。悩み泣く彼女。
そして、偶然、チェックのミニスカート・ネクタイという調教手伝いの衣装で踊るとバカ受け!!!
このときかかるのが、EROTICA/だ!!!!シークレットガーデンもかかったなーーーー。
ジュリエットは、インド人経営の調剤薬局に勤めている。
インド人の彼女への肉体的好奇心でいっぱい。家に帰れば子沢山・口うるさい奥さんが待っている。現実逃避の対象にされるジュリエット。
彼女は、毎回・隙を見ては、調剤薬局のクスリをくすねている。
なんと、その薬たちは、アフリカの恵まれない子供たちのために集めている薬だったのだ。
それぞれ、三人が貧困の中で、必死に這い上がろうとしている。

ここで、ハタと・・・・。

この三人・マドンナの性格を三等分して、三人に演じさせているんではないか。
歌手として、ダンサーとして、アフリカ支援するマドンナのキャラクターがしかりと、刻み込まれているね。
ウクライナの格言も刺激的。「これは真実・なにごとにも二面性がある」・映画の原題は、「FILTH 堕落と、WISDOM 賢明」
「成功への道は屈辱への道、それを早く受け入れた分、楽な旅になる。」
「問題は、何を見せるかじゃない、何を隠すかよ。神秘性が男をそそる。」
「悪徳が無ければ知恵もないし、闇がなければ光もないのだから。」

フィナーレ近い、ロックコンサートは、感動的でもある。
彼は、成功の芽をつかむのだが、ロックに力をもらい・盲目の学者まで、元気になって跳ねているんじゃーないか!!!
無から・まったく新しいものを創り上げるのが重要だと・・・・・。
最後にAKは言う。

なんて、ハッピーエンドで、チャレンジングで、前向きな映画なんだろう。
感動した。

これが、マドンナの堕落論だって。
なんと、逆説的なんだろう。


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