名古屋駐車事情。

名古屋は、戦後の焼け野原からの区画整理、道路建設に先見の明があって、まるで現代のモータリゼーションの進展を予期したような広い道路が通っています。
片側３車線、右折路線を含めると、片側４車線というワイドさです。
しかし、広いが故に、路上駐車違反が日常的に行なわれていて、おおげさに言えば一車線を塞いでいました。
ひどい車は、堂々と交差点の曲がり角に止めているのです。
名古屋最大の歓楽街・錦の周りの道路は、一方通行左右の歩道に沿って、ギッシリと駐車違反。
その真ん中を、そろそろと一台の車が通って行くという状態でした。
これでは、もしも火事が起こったらどうなるんだろう、と不安でした。消防車が通れない！！
そして、この違反を警察は、見ているのか・見ていないのか？取り締まりさえしなかったんです。
傍若無人に、違反駐車している車を見て、苦々しく思っていました。
そして、今回の駐停車全面禁止で、民間業者の、違反摘発を委託し始めました。
確かに、繁華街・錦の回りは、見違えるようにすっきりして、道路の景色が違ってきました。
でも、配送をしている業務の車は、クロネコさんも含めて困っています。
駐車場の無い、ビルの診療所や、お店。繁華街に面したお店には、駐車場が無くて、近くの駐車場も満員となると、左側に一時停車して、品物をお届けすることになってしまいます。
これさえも摘発されてしまいますから、雨の日は、当社でもドライバーを２人にして、この事態に対処しています。
当然、配送コストは上ってしまいます。
確かに、駐車違反は、いけませんし、長い停車も、交通渋滞になってしまいます。
しかし、警察・行政も、いきなり何の準備も無く、悪いものは悪いという一方的な禁止令は問題があると思います。
各繁華街には、何箇所かの停車スペースを確保して、業務車は、ここに停車しなさい・というスペースを作ってから禁止令施行して欲しかったです。
今からでも遅くない！！停車スペース作って欲しいです。