明日総裁選挙。

誰になるか？？もう決まっている選挙みたいですけど、小泉路線を引き継いでいく政権が、とりあえずは誕生するんでしょう？
小泉政権の最大の功績は、細川内閣や橋本内閣が目指した、政治を官僚からキャスティングボードを取り戻すことを実行していったことだと思います。
路線は、とりあえずは引いたけれど、この路線を更に進めなければなりません。
これが実行できる方に次期は委ねられるでしょう！
小泉さんは、全会一致の政策決定を排除しました。自ら主宰する「経済財政諮問会議」を政策を貫くツールとして使いました。
省庁の利害を超えた政策決定過程をリアルタイムで生々しく公開しました。
医療制度は、中医協が改正原案を作成して、上程していましたが、全く無視されて、中医協は無力感に打ちひしがれています。
とにかく、官僚主導密室から官邸主導の政策決定に変化してきたことは確かなことです。
アジア外交には課題を残していると思います。西安から妻を娶った友人は「頼むから靖国に参拝しないでほしい！」と言っています。
日下さんは、また、違う意見なんですねーー。
「８月１５日靖国神社には、２７万人が参拝しました。中国は口では猛攻撃するが、実害が生じるような日本イジメはできません。胡錦涛さん、最近は日本の首相と会っても良いと言い出してます。日本に援助してほしい問題が次々に発声するからです。中国は大陸が地続きで１０億以上の人々を纏め上げていかなければなりません。そこで、中華思想が必要なんですね。軍事力による統一しか出来ません。すると国のコストを下げる必要が出てきます。中国の首相は今でも、お正月に・世界の中心といわれる北京天壇の真ん中に立って、天の声を聴きます。「天からの言葉が下った。」と発表します。もともと儒教の国で、民衆は天と同じように判断力があるっていう思想だったのが、南宋や韓国、末端に行くほど過激になり、朱子学となり引き継がれています。中華思想は王道・覇道ですから、前政治は徹底的に否定することで誕生するから、前政治家は全部監獄・財産没収となる。天の声が下るのですから。天安門事件のあと、江沢民首相がイギリス訪問、デモ隊と衝突した。その時、江沢民は、イギリス政府にデモを鎮圧しろと命令した。これが中華思想です。
日本には天皇がいた。天皇は永遠で、天皇が政治を委託するとしてきた。だから血は流れずに済んでいます。
アメリカは凄いですよ。北朝鮮がテポドン７発発射したときに、第七艦隊は、ミサイル着弾地点にいたんです。桁違いの情報収集力です。
この問題で拒否権発動する方が世界で孤立しますよ。日本は、出来るけどしないのがいいんです。自衛隊を５倍に、原爆なんかパキスタンのような貧しい国でも出来るんだから、日本なら何千発でもすぐできますよ。国連加入１９１ヶ国の中、一番信頼厚い国は日本です。国連本部を日本に持ってくるのを提案すればいいと思っているんです。日本はもっと自信をもって外交すべきです。」
以上・超右派・日下公人さんの講演でした。