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健康楽園。

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国民皆保険はまだ救える。

2012-08-11 | ヘルスsoothing.
国民皆保険はまだ救える――崩れ去る「公助」「共助」から「自衛」の時代へ
クリエーター情報なし
自由工房
一橋大学商学部を卒業した川渕さん。
医師ではないのに、東京医科歯科大学の教授です。
全国病院の機能評価をして、ランク付けして、真に患者さんのためになる医療とは何か???国民医療の向上を目指して活動している方です。
副題が。崩れ去った公助(税金投入)共助(保険で助け合う)から、「自衛」の時代へ。
世界に冠たる国民皆保険制度が出来てちょうど半世紀50年が経過して、これからの医療を考える書。
第一章では、医療の将来像と現実のギャップを俯瞰しています。
第二章、どうして医療改革は進まないのか?
第三章、政権交代で我が国の医療は良くなったのか/口先だけの政治主導。
第四章、日本の医療はどうしたらいいのか?

1章では、ヤミ診療報酬の実態に切り込んだ入り、旭中央病院が何故成功しているかに言及します。
     混合診療解禁には賛成の立場です。
2章、やはり族議員、官僚への丸投げ改革指導だけで、まったく前進していないという厳しい評価です。
3章、まったく民主党政権には絶望しています。
4章、タバコ税再増税の必要を説き、リハビリ早期介入による「寝たきり老人」をつくらない方策。
   ワクチン行政後進国からの脱出による予防医学の進展。
   医療にかかる費用対効果比較分析の徹底。
   保険診療自己負担の見直し。 これがポピュリズムの蔓延の現状から、いちばん難しい、、、とか。

示唆に富んだ本です。

So little done so much to do.

達成したことはあまりに少なく、やるべきことはあまりに多い!!!!
                  リンカーンの言葉です。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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皆保険 (ろみ)
2012-08-14 20:32:42
先日、ダイヤモンドにこんな記事がありました。
http://diamond.jp/articles/-/22839
ダイヤモンドの信用性はよく分かりませんが、
   法案の条文から消えた
   「国民皆保険の堅持」
この箇所が気になります。

年金と皆保険、国民が生きていく最低限の保証が無くなってしまったらどうなるのでしょう・・・
無駄な医療は削りつつも、維持していって欲しいです。

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ろみさん、ありがとう。 (しゃちほこ。)
2012-08-16 05:42:21
私の評価としては、イギリスの健康保険制度よりも日本のほうが数段優れていると感じます。
しかし、イギリス医療のいいところ、例えば家庭医制度などは取り入れていいかもしれません。
医療は、なんでも安い、一部都道府県では、子供の医療費は無料。
これはポピュリズムの行き過ぎだと思います。
費用がかかっている医療、無料というのは、国、自治体、どこかが負担しているのですから、、、。
やはり税金でしょうが、病気にならないための努力実行こそ、医療費を減らし、保険制度維持が可能かと思います。
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