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ピアノ五重奏曲の名曲。

2007-04-16 | 聴けた!imaging.
シューベルトの「鱒」などなど、数々のピアノ五重奏曲の名曲はあるのだけれど、一番好きなブラームスの曲です。
ドイツ浪漫派の先駆者ブラームスは、常に大きな存在を意識して作曲活動を行なっていた人です。
プレッシャーの元は、ベートーベンさんです。
偉大な作曲家の影響と、影、それを乗り越えようとする努力と苦悩の作曲家でした。
偉大な9曲と感じていた、ベートーベンの交響曲、これを超えたものでなくては世に問えない。
その思いから、最初の交響曲を完成させたのが43歳の時です。
このブラームス34番目の作品は、1862年に、2つのチェロを使った弦楽5重奏曲として作曲されました。
シューマンの妻、クララに捧げられています。
ブラームス自身不満だったらしく1864年二台のピアノのためのソナタに編曲されています。
ブラームス32歳のときでした。
この曲は、プロイセン王女・アンナ・フォンヘッセンに捧げられました。
クララショーマンと、共演して、献呈したそうです。
そのお礼に夫人は、モーツアルトト短調交響曲のオリジナル楽譜を贈呈したというんですから、なんというかスケールが違います。

演奏は、クリストフ・エッシェンバッハのピアノとアマデウス四重奏団。
白熱の演奏です。
曲自体が、夢幻的情熱をはらんでいて、ハンガリー舞曲の持つ民族性もそなえていますから、熱い演奏にならざるをえません。
1968年に録音されているLPです。
クララシューマンを愛しながら、成就しない思いを抱きつつモンモンとしていたブラームスの心情ここにありっていう曲です。

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