健康楽園。

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日本辺境論。

2015-07-10 | 読んでみた。finding.
内田樹さんの論旨、論調は、日本の良心だと感じる。
内田さんのブログを読み、理解しようとすれば、わかってくるけど、なかなか手強い。
この本も厳しい指摘に終始しているけれど、得るものは大きい。

大義の全く無いイラク戦争を支援した日本。
「大儀にこだわるより、献身的なこととしてアメリカに解釈される。」ことを望んだ、とか。
オバマ演説論調が、日本の首相では何故できないのか?記されています。
「今ここにいる私たちのため、ゲティスバーグ、ノルマンジー、ケサンで、血、汗、涙を流してきた。
建国のときに、これらが初期設定されているアメリカ。」
日本人は、「自分はどうしてこのような意見を持つに至ったか。自分がどうしてこのようになり、これからどうしたいか」
自分の言葉で言うことができない。
とも、書いています。
ヒットラーはポーランド侵攻時に、
「もっともらしい議論はいらない。勝者は我々が真実を語ったか否かについて問われない。戦争を開始し戦争を遂行するにあたっては、
正義など関係ない。要は勝利にあるのである。」
と、語った。
戦争裁判で被告になった日本人の大半は、「悪気はなかった」と、弁明した。
痛いところも指摘されるけど、納得性は高い。

そして、日本は「とことん辺境で行こう」と、結んでいる。


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