貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

製造年月日不明

2017-04-26 22:07:33 | 趣味
夜なべⅡです
50年ぶりに作った真空管アンプ、中古スピーカーとタッグを組み、いい音を奏でてくれてます。
キットとはいえ自分で作ったし、超安かったから余計そう思うのでしょうが…。

で、前に書いたように真空管は寿命が短く、白熱電球同様いつ切れてもおかしくない。
おまけに現在流通しているのは、製造後何十年も経った流通在庫品(国産・輸入品を問わず)や
細々?と製造しているロシア・中国・東欧圏の製品がほとんど。(一部は軍の放出品か?)
なので前に載せた写真の左側の小さいの2本(6AQ5※)+真ん中の1本(12AX7、通称ペケナナ)と
右側の大きいの2本(6V6GT※)をB/U用に追加購入。※同規格で、出力管という
ちなみに、我々真空管で育った連中は真空管のことを球(タマ)と呼びます。
6AQ5(6005W)はそれほど高くないのですが、12AX7・6V6GTは結構値が張ります。
こういうのにも「需要と供給(≒在庫)のバランスで値段が上下」という経済原則があります。

中古(ジャンク品)でいいから安いのはないかな?と今月8~9日に家内の伊丹行きに同行、
大阪・日本橋の電気街へ行ってきました。
昔はいっぱいあったであろう「そのテ」の店はなく、細々と販売している店へ行っても新品のみ。
秋葉原にはまだあるようですが、せいぜい数千円のモノを買うのに新幹線の運賃は払えない(笑)
ならばネットの出番、いろいろ捜していると隣県徳島に一軒見つけました。
価格はアマゾン(12AX7など売れ筋なら扱っている)とほとんど同じでしたが、ンッというのが。
前述の6V6GTとよく似た規格で、半値以下のタマがありました。
それが冒頭の写真で、7B5という出力管です。
製造メーカーは、かのRCA「ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ」です。
ロゴに見覚えがある方はかなりの「年配者」(笑)
半値の理由は、ソケット形状が特殊で単純に差し換えができず、不人気なせいらしい。
ソケットと私のアンプに組み込むためのパーツ込みでもまだオツリ(送料も安い)がくるので、
3本の大人買い!、もちろん1本は予備(アタリ・ハズレがある)です。

ところが「夜なべ」して組み上げ、電源を入れたら右チャンネルから音が出ない
真空管に触っても左チャンネルのに比べほとんど熱くなっておらず、なんでやろ?
(出力管はものすごく熱くなり、昔ふとんに接触させボヤ騒ぎをおこした張本人が私
翌日落ち着いて再チェックすると単なる結線ミス、安いとはいえ一本パーにせずに済んでよかった。
ちなみに、7B5というタマは戦前生まれで、規格は家庭用ラジオによく使われた6AR5と同じです。
箱もかなり傷んでいるので、まぁ昭和30年代までの製造ではないかな?と。

【余談】
「伊丹行き」は大阪の格安ビジネスホテルを家内が予約、ドタキャン(日帰りで可)になり、
電話するとキャンセル料100%と言われ「おとーさんも行かん?」『行ってもえ~よ』。
くだんのホテルは阪急の線路そば、私にとってはベストビュー(笑)
日曜日、家内を伊丹まで送り、車は家内が駐車場に置いておけるというので日本橋へは電車で。
阪急伊丹線で塚口、神戸線に乗り換え十三(じゅうそう)、さらに京都線で淡路、そこからは
大阪市営地下鉄・堺筋線(阪急と相互乗り入れ)で行くことにしました。
で、十三で時計を見ると10時ちょっと前、「ひょっとすると…」とホームの梅田寄りへ。
やって来ました、ずっと前の記事で書いた阪急のエース車両の揃い踏み。
予想通り京都線の特急がちょっとだけ先着(笑)

京都線のホームで電車を待っていると、「編成の短い特急が入ります」とのアナウンス。
なんと、行楽シーズン限定「梅田発:嵐山直通・臨時特急」で淡路も停車、乗らないテはない。
車内の中吊りに「神戸・宝塚からも一日一往復のみ直通運転」との広告が。
神戸線・宝塚線から京都線直通、まして嵐山線に入線なんて、まず聞いたことがない!
「鉄」の醍醐味を味わったひとときでした(笑)

 補足:調べると宝塚からの直通特急は、今津線経由で運行されていました。 
    朝ラッシュ時の今津線・準急と同じルートで、6年前にも記事にしました。
    営業運転で「十三折り返し」なんて、コレくらいじゃないでしょうか?

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