「ボケ防止」&「老いてからの夢実現」で始めた真空管アンプの製作。
1号機はキットそのままで、せいぜい使用する真空管を差し替える程度のことしかできません。
まぁ、十分なレベルの音が出ているし、改造して失敗するリスク※を考えると「基準アンプ」として残すつもり。
※プリント基板なのでつぶしがきかない=基板のみは入手不能
で、2号機はもっと安いキット(プリント基板でない)を入手、いろいろ試してみたい回路構成にしてみようと
日々検討中です。
真空管は既に入手、2本で1,200円という格安品です。(国産の新品、ヒーター電圧が特殊なので安い)
それで1号機と同等の音が出たらもうけもの…という感じで。
前回書いた「電源装置」を作って、いろいろ分かったことや思い出したことがあります。
まず真空管のヒーター電流供給&バッテリー充電の監視用に取り付けた電流計で思わぬ事態に直面。
最初に組み上げた時、ACアダプタでヒーター電流を供給すると、針が振り切れるほどの大電流が流れ、
そのあと下がりながらも電流値が変動しLEDランプが点滅、2~30秒後にやっと安定するという始末。
いろいろ原因を考えた結果、たぶん次の2点が原因ではないか?と。
①ヒーターの抵抗値の変動
出力管にした6CS7のヒーター定格は6.3V/0.6Aなので、動作時の抵抗値はオームの法則から10.5Ωです。
ところが冷めている時にテスターで測ると2.1Ωしかありません。
真空管のヒーターといっても白熱電球のようなもの、3~4Wの電球みたいなもんです。
ただ真空管は数Vという低電圧で動作させるため定格に達するまで時間がかかります。(ほとんどは11秒)
電球は100Vで点灯するので瞬時に明るくなり、定格の電流値・抵抗値になります。
したがって真空管の場合は、通電後約11秒経って規定の抵抗値になる、ということになるわけです。
②ACアダプタの保護回路が作動
安価で小型のACアダプタなので、大別して3種類あるうちの「スイッチング方式」と思われます。
このタイプは、小型軽量/発熱が少ない/入出力の変動にも安定という特徴があり、よく使われています。
(私が使用したのはハードオフのジャンク品なのでたぶんこのタイプ)
事実、入力電圧(AC100V)を調光器を使って下げてもほとんど直流出力電圧は変動しません。
ただ、負荷の状態(ショートも含む)によって過大電流が流れないよう、保護回路が付いています。
今回使ったのは定格12V/1AのACアダプタですから、通電直後の抵抗値が2.1×2の4Ωほどしかないため
過負荷の3A近い電流が流れてしまう計算になり、保護回路がON/OFFをくり返したのではないか?と。
ちなみに、ACアダプタではなくバッテリ-をつなぐと、過大電流は流れますが点滅はしません。
(鉛蓄電池は過負荷に強い=セルモーターを起動時大電流が流れる)
通常のアンプでは電源トランスから交流で点火、通電時一時的に大電流が流れても影響が少ないうえに
そもそも「電流計で監視」なんてまずやりません。
いくらジャンク品とはいえ過大な負担をかけるのは忍びないし、精神衛生上もよくないので改造。
スイッチの接続変更&部品を追加して、予熱方式にしました。
ヒーターがある程度暖まってから直結するようにしたらかなり瞬間電流値が下がりました。
2号機にも予熱方式と監視用の電流計や電圧計は搭載予定。(Amazonなら数百円で買える
)
1号機はキットそのままで、せいぜい使用する真空管を差し替える程度のことしかできません。
まぁ、十分なレベルの音が出ているし、改造して失敗するリスク※を考えると「基準アンプ」として残すつもり。
※プリント基板なのでつぶしがきかない=基板のみは入手不能
で、2号機はもっと安いキット(プリント基板でない)を入手、いろいろ試してみたい回路構成にしてみようと
日々検討中です。
真空管は既に入手、2本で1,200円という格安品です。(国産の新品、ヒーター電圧が特殊なので安い)
それで1号機と同等の音が出たらもうけもの…という感じで。
前回書いた「電源装置」を作って、いろいろ分かったことや思い出したことがあります。
まず真空管のヒーター電流供給&バッテリー充電の監視用に取り付けた電流計で思わぬ事態に直面。
最初に組み上げた時、ACアダプタでヒーター電流を供給すると、針が振り切れるほどの大電流が流れ、
そのあと下がりながらも電流値が変動しLEDランプが点滅、2~30秒後にやっと安定するという始末。
いろいろ原因を考えた結果、たぶん次の2点が原因ではないか?と。
①ヒーターの抵抗値の変動
出力管にした6CS7のヒーター定格は6.3V/0.6Aなので、動作時の抵抗値はオームの法則から10.5Ωです。
ところが冷めている時にテスターで測ると2.1Ωしかありません。
真空管のヒーターといっても白熱電球のようなもの、3~4Wの電球みたいなもんです。
ただ真空管は数Vという低電圧で動作させるため定格に達するまで時間がかかります。(ほとんどは11秒)
電球は100Vで点灯するので瞬時に明るくなり、定格の電流値・抵抗値になります。
したがって真空管の場合は、通電後約11秒経って規定の抵抗値になる、ということになるわけです。
②ACアダプタの保護回路が作動
安価で小型のACアダプタなので、大別して3種類あるうちの「スイッチング方式」と思われます。
このタイプは、小型軽量/発熱が少ない/入出力の変動にも安定という特徴があり、よく使われています。
(私が使用したのはハードオフのジャンク品なのでたぶんこのタイプ)
事実、入力電圧(AC100V)を調光器を使って下げてもほとんど直流出力電圧は変動しません。
ただ、負荷の状態(ショートも含む)によって過大電流が流れないよう、保護回路が付いています。
今回使ったのは定格12V/1AのACアダプタですから、通電直後の抵抗値が2.1×2の4Ωほどしかないため
過負荷の3A近い電流が流れてしまう計算になり、保護回路がON/OFFをくり返したのではないか?と。
ちなみに、ACアダプタではなくバッテリ-をつなぐと、過大電流は流れますが点滅はしません。
(鉛蓄電池は過負荷に強い=セルモーターを起動時大電流が流れる)
通常のアンプでは電源トランスから交流で点火、通電時一時的に大電流が流れても影響が少ないうえに
そもそも「電流計で監視」なんてまずやりません。
いくらジャンク品とはいえ過大な負担をかけるのは忍びないし、精神衛生上もよくないので改造。
スイッチの接続変更&部品を追加して、予熱方式にしました。
ヒーターがある程度暖まってから直結するようにしたらかなり瞬間電流値が下がりました。
2号機にも予熱方式と監視用の電流計や電圧計は搭載予定。(Amazonなら数百円で買える
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