喜多方市が農山村集落支援塾なるものをやっており、Iターン者代表としてアドバイザーという立場で参加してきました。
昨年、総務省は「集落支援員制度」をつくりました。これは過疎・高齢化に直面している集落(当然主に農山村になるわけですが)に、元行政関係者、農業関係者などの集落支援員を派遣し、対象となる集落の意見などを吸い上げ、地域活性化につなげようという狙いがあるようです。(さらに最近実戦部隊として「地域おこし協力隊」という制度もつくったようです。これは都市住民が1~3年程度田舎に暮らして地域活性化のお手伝いをするというものらしい)
で、この支援塾は集落支援員(喜多方市では5名が委嘱されている)の技量底上げを目的に始まったようで、参加者は支援員の方含め30名ほど参加されていました。
集落支援員制度というものが始まっていたこと、喜多方市でもそれに取り組んでいることは知っていましたが、今まではどの程度効果が期待できるのか冷めた目で見ていたところがあります。というのもの委嘱される支援員が、元行政関係者、農業関係者等となっていることから(総務省自身そう指導している)、地域おこしにどれだけのノウハウを持っているか疑問視していたわけです。しかしただ委嘱しっぱなしではなく、しかも支援員以外の人も巻き込んで、こういった塾を行っていることを知り、今回ちょっと見方が変わりました。地域活性化にはとにかく人材が必要ですから。
昨年、総務省は「集落支援員制度」をつくりました。これは過疎・高齢化に直面している集落(当然主に農山村になるわけですが)に、元行政関係者、農業関係者などの集落支援員を派遣し、対象となる集落の意見などを吸い上げ、地域活性化につなげようという狙いがあるようです。(さらに最近実戦部隊として「地域おこし協力隊」という制度もつくったようです。これは都市住民が1~3年程度田舎に暮らして地域活性化のお手伝いをするというものらしい)
で、この支援塾は集落支援員(喜多方市では5名が委嘱されている)の技量底上げを目的に始まったようで、参加者は支援員の方含め30名ほど参加されていました。
集落支援員制度というものが始まっていたこと、喜多方市でもそれに取り組んでいることは知っていましたが、今まではどの程度効果が期待できるのか冷めた目で見ていたところがあります。というのもの委嘱される支援員が、元行政関係者、農業関係者等となっていることから(総務省自身そう指導している)、地域おこしにどれだけのノウハウを持っているか疑問視していたわけです。しかしただ委嘱しっぱなしではなく、しかも支援員以外の人も巻き込んで、こういった塾を行っていることを知り、今回ちょっと見方が変わりました。地域活性化にはとにかく人材が必要ですから。
「行政」(いわゆるお役所)は、
「調査と計画は素晴らしい」と、
評価されています。
でも、
肝心な計画実行と成果
(特に対費用効果)は、
「・・・」です。
また、
世の中に様々な会社はあります。
まぁ、平均的な会社と行政と比較した時、
「調査と計画は・・・」でも、
「計画実行とそれなりの成果」は、
生活がかかっているためなのか(笑)、
行政よりも優れているようです。
この相互補完の完成度が高すぎたのが、
ある時期までの建築業と、
自動車産業や家電系電機産業、
のような気がしています。
さて、
農業を主たるナリワイとしている
農村集落は、
会社として必須な利益が
やり方次第で、本当は出るはずです。
でも、旧来のものが残りすぎていて、
会社は進出できないのでは?、
という感触を私はもっています。
風通しはどうすれば、
良くなるのでしょうか?
そういう意味では、
「地域おこし協力隊」は、
一つの装置=場、
になって欲しいし、
そうなれるのでは?と
今後に期待しています。
確かに以前旧山都町で、「地域の宝云々」という県の補助事業があり、呼ばれて参加したことがあります。今回のようにワークショップをやったりして地域資源を選定、どう活かすか、人を呼び込むかまでプランニングしましたが、結局一切実行されることはありませんでした。要は補助事業の予算を忠実に消化しただけ。一緒に参加した町職員の方々は仕事の一部でやっていたけど、こちらは自分の時間を削ってやっていたのですけどね。
農村を効率のよい生産組織にするには、現状では協力なリーダーの存在が不可欠でしょうね。何しろ長い歴史に基づいた様々なしがらみがありますから。それらを乗り越えられるリーダーシップが必要かと思います。それが地域おこし隊の人なのか、それとも地元の人なのか。いずれにせよ、可能性は拡がるかと思います。