※浮世博史(ウキヨヒロシ)「もう一つ上の日本史、『日本国紀』読書ノート、近代~現代篇」(2020年)「日本の復興」の章(385-455頁)
(106)-4 百田氏の誤り④:安保賛成側の過激行動に触れず、バランスを欠き、安保闘争の実態を単純化し誤りだ!(416頁)
E-5 百田尚樹『日本国紀』は新安保条約に関し、安保反対側は「傘下の労働組合や学生団体などを扇動して」(百田455頁)と安保反対側の「過度な運動」(過激な運動)ばかりを強調する。これは安保賛成側の過激行動に触れず、バランスを欠き、安保闘争の実態を単純化し誤りだ。(416頁)
E-5-2 安保賛成側も、同じように賛成する傘下の団体に「協力」を求めていたのが事実だ。賛成側にもかなりの過激な行動が見られた。実際、「安保闘争」を境にして、一部の団体による、いわゆる「街宣カー」の活動が始まった。(416頁)
E-5-3 いつの時代にもある一つの法案に対する過激な賛成論、反対論は存在する。そのどちらか一方のことを大きく取り上げ、もう一方の過激さに触れないのは著しくバランスを欠いた記述だ。安保闘争の実態を単純化してはいけない。(416頁)
(106)-4 百田氏の誤り④:安保賛成側の過激行動に触れず、バランスを欠き、安保闘争の実態を単純化し誤りだ!(416頁)
E-5 百田尚樹『日本国紀』は新安保条約に関し、安保反対側は「傘下の労働組合や学生団体などを扇動して」(百田455頁)と安保反対側の「過度な運動」(過激な運動)ばかりを強調する。これは安保賛成側の過激行動に触れず、バランスを欠き、安保闘争の実態を単純化し誤りだ。(416頁)
E-5-2 安保賛成側も、同じように賛成する傘下の団体に「協力」を求めていたのが事実だ。賛成側にもかなりの過激な行動が見られた。実際、「安保闘争」を境にして、一部の団体による、いわゆる「街宣カー」の活動が始まった。(416頁)
E-5-3 いつの時代にもある一つの法案に対する過激な賛成論、反対論は存在する。そのどちらか一方のことを大きく取り上げ、もう一方の過激さに触れないのは著しくバランスを欠いた記述だ。安保闘争の実態を単純化してはいけない。(416頁)