※浮世博史(ウキヨヒロシ)「もう一つ上の日本史、『日本国紀』読書ノート、近代~現代篇」(2020年)「日本の復興」の章(385-455頁)
(106)-8 百田氏の誤り⑧:岸首相を「総辞職の前日」に襲った「テロリスト」は、元右翼団体にいた人物で安保反対派でない!百田氏は虚偽を誘導する点で誤りだ!(418頁)
E-9 百田尚樹『日本国紀』は「こうして岸はデモ隊の襲撃による死を覚悟したが、いささかも信念を曲げることなく、新安保条約を成立させると、1か月後、混乱の責任を取る形で総辞職し、議員をも辞職した。まさに自らの首をかけた決断であった(総辞職の前日、テロリストに刺されて重傷を負っている)」(百田456頁)と述べる。
E-9-2 百田氏の誤り⑧:百田氏は、一方で「日本社会党や日本共産党に踊らされていただけの存在」(百田455-456頁)である安保反対派の「デモ隊の襲撃」について語り、他方で、岸首相は「総辞職の前日、テロリストに刺されて重傷を負っている」と述べる。つまり「デモ隊」と「テロリスト」がともに安保反対派であるかのように述べる。だがこの「テロリスト」は安保反対派でない。百田氏は虚偽を誘導する点で誤りだ。(418頁)
E-9-2-2 この「テロリスト」(犯人)は荒巻退助で元右翼団体にいた人物だ。岸首相を襲撃した理由は、樺美智子への同情や政治的陰謀などと言われ明確でない。しかし安保成立を恨みに思ったわけでない。(418頁)
(106)-8 百田氏の誤り⑧:岸首相を「総辞職の前日」に襲った「テロリスト」は、元右翼団体にいた人物で安保反対派でない!百田氏は虚偽を誘導する点で誤りだ!(418頁)
E-9 百田尚樹『日本国紀』は「こうして岸はデモ隊の襲撃による死を覚悟したが、いささかも信念を曲げることなく、新安保条約を成立させると、1か月後、混乱の責任を取る形で総辞職し、議員をも辞職した。まさに自らの首をかけた決断であった(総辞職の前日、テロリストに刺されて重傷を負っている)」(百田456頁)と述べる。
E-9-2 百田氏の誤り⑧:百田氏は、一方で「日本社会党や日本共産党に踊らされていただけの存在」(百田455-456頁)である安保反対派の「デモ隊の襲撃」について語り、他方で、岸首相は「総辞職の前日、テロリストに刺されて重傷を負っている」と述べる。つまり「デモ隊」と「テロリスト」がともに安保反対派であるかのように述べる。だがこの「テロリスト」は安保反対派でない。百田氏は虚偽を誘導する点で誤りだ。(418頁)
E-9-2-2 この「テロリスト」(犯人)は荒巻退助で元右翼団体にいた人物だ。岸首相を襲撃した理由は、樺美智子への同情や政治的陰謀などと言われ明確でない。しかし安保成立を恨みに思ったわけでない。(418頁)