hiroの花便り

我が家に咲く花や日々の暮らしを綴っていきたいと思います

2005ニュージーランド旅行・テカポ湖&マウントクック

2018-09-08 | 思い出の旅・外国旅行


(画像は拝借)

10月28日
ホテル8:00発
クライストチャーチより一路、世界遺産マウントクックまで
バスによる長距離ドライブが始まります。
途中、テカポ湖では「バウンダリー犬像」と「善き羊飼いの教会」を見学し、
お昼は少し離れた湖畔の和食レストランでサーモン丼を頂きました。
強風のため遊覧飛行グランドトラバースは中止になりましたが、
山麓のプカキ湖では晴れ間が少し見えるようになりました。
マウントクック・ビューポイントには14:00に到着したのですが生憎の雨。
バスはその後オマラマとクロムウェル(フルーツの町)でトイレ休憩し、
19:00にクィーズタウンに到着しました。
夕食はボビスピーク山頂の「スカイライン・レストラン」にて。
ホテル最終帰着は21:50でした。



テカポ湖に向かう。
クライストチャーチからテカポ湖辺りまで広がるのがカンタベリー平野。
ニュージーランドで一番広い平野です。
穀倉地帯をぬけると、草原には至る所に羊が放牧され、
丘陵地帯では一山全体が羊だらけというところもありました。
羊の数は人口400万に対して4000頭以上だそうです。

羊は年齢によって呼び名が変わり、ラムは一歳未満の仔羊。
ホゲットは一歳から二歳までの羊。三歳以上の羊をマトンと言うそうです。
ラムとマトンは知っていましたが、ホゲットは初耳でした。

日本のジンギスカン料理はマトンを使いますが、
ここではマトンはほとんど食べず、ペット用食品に加工されるそうです。
マトンは癖があると言われていますが、
ラムは草を余り食べないうちの羊なので、癖がないんだそうです。

最近では羊の価格が下がってきたので、鹿や牛に転換する農家が
増えているともガイドさんは話されていました。
(車窓より:写真、ボケていますね



テカポ湖。
テカポ湖は南島のほぼ中央にあり、マウントクックを望む
ニュージーランドの代表的な風景の一つです。
氷河の水が周辺の岩石を溶かして流れ込むため、独特の淡い青色をしています。
あいにくの曇天でその美しさが半減したのが残念でした。
テカポとはマオリ語で「夜の寝袋」と言う意味だそうです。



善き羊飼いの教会
この一帯マッケンジー地区を開拓した開拓民を記念して
1935年に建てられた石造りの教会。
テカポ湖畔にあります。



教会の窓からはテカポ湖とサザーンアルプスの山々がうっすらと望めます。



バウンダリー犬像
開拓時代に柵のない境界線(バウンダリー)を守って活躍した
牧羊犬の功績を称え、1968年に造られたもの。
「善き羊飼いの教会」のすぐ脇にあります。
バウンダリー犬の像の銘板に、牧羊犬への感謝の言葉が刻まれており、
羊飼いの国だと言うことが実感できます。

教会を見学後、少し離れた湖畔の和食レストランに移動。
美味しいサーモン丼を頂きました。



プカキ湖
マウントクックのふもとにある湖。
プカキとはマオリ語で「水の源」と言う意味だそうです。
タスマン氷河から流れ出る水がすべて流れ込んでおり、
美しい青緑色をしています。

近郊には6つの湖があり、それらは標高差を利用した水路が造られ
水力発電や養殖漁業が大規模に行われているそうです。
電力は、主に水力発電で70%、火力発電が約20%、地熱発電が10%で、
国内の電力を賄い、原発には頼っていないそうです。
自然を大切にするニュージーランドらしくて好感が持てました。

少し晴れてきたのですが、雲でクック山が見えなかったのが残念です。
マウントクック(標高3754m)はニュージーランドで最も高い山。
高さは日本の富士山よりやや低いですが、タスマン氷河他多くの氷河を
抱いていているので、登山の難しい山として知られているそうです。

マウントクック国立公園の面積はおよそ7万ヘクタール。
1986年にユネスコ世界遺産に認定されました。



マウントクック(アオラキ)には14:00に到着しました。
アオラキとはマオラ語で雲を突き抜ける山という意味だそうです。
残念ながら雨だったので約1時間のミニハイクは諦め、
(今だったら、雨でも歩いていたでしょう)
ビジターセンターで絵葉書を買ってお友達や家族に出しました。
上の写真がその時、家に出した絵葉書。

マウント・クック村は、ここで観光案内や登山のガイド等を
仕事としている人々だけが住むことを許されている 約300人の村だそうです。
登山をするには、許可が要り、ガイドがつかないと登れません。
散策できなかったのは残念ですが、
ビジターセンターにあった模型写真1枚だけでも撮ってくればよかった。



クィーズタウン
夕食はボビスピーク山頂(標高440m)の「スカイライン・レストラン」で。
急勾配のゴンドラで展望台まで上ると、
眼下にはクィーズタウンの街並みやワカティブ湖が、
遠くにはサザンアルプスの山々が望めます。
食事の内容は忘れましたが、美しい夜空や夜景が印象的でした。
ホテルに着いたのは21:50。
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2 コメント

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Unknown (Saas-Feeの風)
2018-09-08 18:37:41
hiroさん、こんにちは。
ニュージーランドの第二篇を興味深く拝見しました。
羊の放牧をご覧になったのですね。
Saas-Feeの風は牛や馬の放牧は見ているのですが
羊の群れを見ていないのですよ。
学生時代の北海道の旅で札幌のユースホステルに泊まったとき
食事に出かけるとジンギスカンの店があったので
入ってそれを味わいました。
ラム肉でした。
その後、結婚して住んだ大船ではラム肉があったので
札幌にしばらく住んでいた妻の嫁入り道具(かな?)のひとつ
ジンギスカン鍋を使ってラム肉で愉しみました。
三重に来るとラム肉がありません。
ですから、長くラムのジンギスカン料理にありつけないでいます。
羊の群れで話が長くなりました。

マウントクックの絵はがきも羊なのですね。
緑の木々が無ければスイスの放牧場のように見えますよ。(羊を牛と考えてですが)

登山するには許可が要る・・・ガイドも必要とは
危険を伴うためということでしょうか。

スイスで牛を追う犬を見ましたが、うまく群れを誘導しますね。
バウンダリー犬も上手いのでしょう。
絵はがきの犬もバウンダリー犬でしょうかね。

やはりニュージーランドに行くべきだった。
書棚を探すと地球の歩き方・ニュージーランド 2004-2005年版がありましたよ。
計画立てた時に使ったガイドブックです。
返信する
Unknown (hiro)
2018-09-08 22:36:38
Saas-Feeの風さん、こんばんは~♪
丁寧に読んで下さり、ありがとうございました。
ニュージーランドは羊の大国で、どこに行っても羊の放牧を
目にしました。冬も牧草があり、寒さも日本ほどひどくなく、
羊の毛からはラノリンという油がでて、雨をはじくので、
一年中外で放牧されているのだそうです。
最近では(と言っても13年前ですが、)羊の価格が下がったので、
鹿、牛、豚等の飼育も増えたそうです。
北海道のジンギスカンはラム肉でしたか。
私のメモにはマトンと書いてありましたが、そうですよね。
札幌でジンギスカンを食べたことがありますが、臭みがなく美味しかったのは
ラム肉だからですよね(もう記事は訂正できませんが)。

外国旅行をしても友人にまでは絵葉書を出さないのですが、
この時は暇つぶしに何枚も書きました。
ポストがあり、そこから投函するとマウントクックの消印を押してもらえる
のも良いと思いました。絵葉書が我が家に届いたのは
私が旅行から帰って、何日も経ってからでした。

登山するのにガイドがいるのはマウントクックは氷河をまとった山で、
危険だからだそうです。

スイスといえば「アルプスの少女・ハイジ」を思い出しますが、
そこに出てきた犬はセント・バーナード犬でしたよね。
ニュージーランドのパウンダリー犬はボーダーコリーのようです。
絵葉書の犬はコリーではなく、雑種のようにも見えますが…

ニュージーランドは時差も少ないし、のどかな国なので、
今まで行った外国の中では一番疲れませんでした。
ただバスに乗る時間が長かったです。まだ行かれるかもしれませんよ。
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