hiroの花便り

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中国ドラマ『驪妃(りひ)-The Song of Glory-』

2024-01-22 | 中国ドラマ

最近、ブログに対するモチベーションが下がり、
1週間以上も記事を更新していませんでした。
来月、2月14日でブログを開設して17年になりますが、
パソコンが壊れたわけでも、旅行中でもないのに、こんなことは初めて。
もう少し頑張らねば…。

 

『驪妃(りひ)-The Song of Glory-』は、南北朝時代の宋を舞台に、
互いの正体を知らず惹かれあっていく
男女の愛の行方を描いた壮大な中国ラブ史劇です。
ドラマは、配信開始わずか4日で、視聴回数2億越えしたそうです。

2020年の中国歴史ドラマ(原題:錦繍南歌)

歴史ドラマを観ていると気になるのは、それが史実か否かです。
彭城王・劉義康は、南宋(420年ー479年)の初代皇帝宋武帝・劉裕の
第四子で、劉宋宗室大臣などを経て、宰相となり、
文帝・劉義隆の「元嘉の治」を補佐した非常に優れた人物だそうです。
しかし、勢力が拡大すると、文帝の側近と対立するようになり、
謀叛の疑いを掛けられ、死罪となり、43歳でその生涯を閉じたそうです。
驪歌の沈氏は実在しておらず、フィクションの人物ということになるようです。

2023/9/25ー2023/12/25 (月~木15:00-16:00) (1H・53話) 
J:COMテレビ・録画視聴

あらすじ(公式サイトより)

南朝の宋で犯罪組織・朱雀盟の刺客として育った驪歌(りか)は、
彭城(ほうじょう)王・劉義康(りゅうぎこう)を親の仇と信じ、
長年彼の暗殺を企てていた。
ある日、彭城王の義母・孫(そん)太妃の誕生祝いの宴で踊る舞姫に選ばれ、
驪歌はついに彼を暗殺する機会をつかむ。
しかし、奸臣・陸遠(りくえん)の反撃により失敗。
身代わりとなった仲間の阿奴(あど)も、驪歌に腕輪を託して殺されてしまう。
すると、そんな驪歌のもとに将軍家の沈(しん)夫人が訪ねてきた。
腕輪を見て18年前にさらわれた娘・嘉寧(かねい)のものだと
気付いた沈夫人は、驪歌を嘉寧として沈家に迎え入れる。
そんな中、驪歌は陸遠を暗殺するために訪れた渡し場の小舟で、
身分を隠した彭城王と出会う。
お互いの正体を知らない2人は、次第に心を惹かれ合っていくのだが……。

【キャスト】

驪歌(りか)を演じたのはリー・チン(李沁)
劉義康(りゅうぎこう)を演じたのは、チン・ハオ(秦昊)
劉義宣(りゅうぎせん)を演じたのは、グー・ジアチェン(谷嘉誠)
陸遠(りくえん)を演じたのは、チー・ジー(戚跡) 

【感想】

主役のリー・チンのドラマを観るのは
『蒼穹の剣』慶余年〜麒麟児、現る〜』以来ですが、
相変わらず美しくかっこいい!

劉義宣を演じたグー・ジアチェンは、顔に見覚えがあったので
調べてみると、『蒼穹の剣』に出演していた
アイドルグループ「x玖少年団(XNINE)」のメンバーの一人でした。

ドラマに子役が出るとホッとします。
朱雀盟で陳少巽、驪歌の弟子だった空城が可愛かった。

息をつく間もなく次々と起こる朝廷の権力闘争。
人を陥れる方法はこんなにあるものかと驚くばかりです。
劉義康に愛される驪歌に嫉妬をし、何度も驪歌殺害を企てる沈楽清。
太妃(劉義康の義母)、陸婉…
後半は観るのが苦しくなり、録画を観るのを中断したこともありますが、
最終的には面白かったと言える作品でした。

よく理解できなかったのがラストシーン。
彭城王が勅命の撤回を手に入れた時、驪歌は花園で毒杯を飲み干し
亡くなっていたはずなのに、
彭城王が駆けつけたときには、驪歌の亡骸がなかった。
驪歌は生きているのだろうか?

新政を成功させ政務に励む彭城王。
3年後、沈家の食事会に出席するが、驪歌の姿はなく、話題にも上らない。

蛇足ですが、ネットの中国語辞典で調べると原題の『錦繍南歌』の錦繍とは 
美しい紅葉や花のたとえ。
南歌は、宋・元・明時代に中国南部地方で流行した曲調の総称だそうです。
つまりタイトルの意味は錦繍の様に美しい別れの曲。
また主人公・驪歌・驪妃の「驪」も別れを告げるという意味で、
用例として驪歌=別れの歌.として書かれていました。

英題のThe Song of Gloryは単純に訳せば栄光の歌ですが、
Gloryとは、孤峰の山頂で、前方に厚い霧が立ち込めるとき、陽光を背にして立つと、
自分の影が霧に大きく映り、そのまわりに色のついた光輪が見える現象。
山の御光。仏の御光。という意味もあるそうです。
驪歌は死んでしまったのかもしれませんが、いつか二人はそんな美しい世界で
再会してほしいものです。

現在『王女未央-BIOU-』を視聴中ですが
ドラマの設定など、どこか『驪妃』と似ているような気がします。

長々とご覧いただき、ありがとうございました。

コメント (4)
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