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「銀閣」に銀なし 成分分析で改めて判明(お寺さんぽニュース)

2007年12月02日 | お寺
のんびり気軽にさんぽがてら。
こちらの記事は新聞とかネットとかで多くの人が目にしたでしょう。
本当はすぐにやりたかったんですが、「蒲生氏郷」さまネタ最中に挟むのを避けました。
そっちのが好きなので(笑)

そんなこんなで、こんにちは「お寺さんぽニュース」の時間です。
さっそくこちら↓の記事をどうぞ。

■「銀閣」に銀なし 成分分析で改めて判明  [Sankei WEB] 2007年01月06日

 銀閣寺(慈照寺・京都市左京区)境内の国宝・銀閣(観音殿)の外壁には15世紀の創建時から銀箔(ぎんぱく)が張られていなかったことが6日、同寺の調査で分かった
 銀閣は漆塗りの建物だったというのは通説だが、今回の調査はそれを裏付けた。
 同寺は「 銀箔がなくても寺の価値はかわらない 」としている。

 銀閣は、痛みが激しいことから、今年から約2年計画で修理を予定している。
 今回の調査は修理の事前調査として、同寺が銀箔の有無を調べた。
 調査は2階外壁のうち、風雨にさらされにくい屋根の軒下部分から木片を採取し、「ICP/MS」(誘導結合プラズマ質量分析法)と呼ばれる極微量の元素を検出できる方法などで調べたが、銀の成分は検出されなかったという。

 銀閣は室町幕府8代将軍の足利義政が長享3(1489)年に造営。
 銀閣という名は、江戸時代以降から使われ始めたとされる。
 金閣に対する呼称という説や、漆塗りの外壁に池の反射光が映る姿からそう呼ばれたという説が有力。
 しかし、漆は銀や金箔を張る際の下地にも使われるため“銀箔説”もささやかれていた。

 調査結果を受けて、同寺の坂根孝慈執事長は「銀閣は『ワビ』と『サビ』の寺。
 銀箔がなかったところで、特別驚くことではありません」と話している。

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「べつに悔しくなんかないよーだ」
…とか言っているようにも聞こえたりして(笑)
比較対象となる「金閣寺」があんなんなので、どうも地味で分が悪くて不幸な「銀閣寺」
その逆転打の一つとして、”いやいや、過去は銀ピカだったのさ”というのがあったんですが、今回の調査でソレが打ち砕かれたと。

まぁ、いいじゃないですか。
ほら、秀吉の「黄金の茶室」とかそうですが、あの類は下品でない?違う?
やたら派手で目立つ反面、全然日本人っぽくないですもんね。
ひでるさんは金閣寺何度か見てますが、どうも「百式」を思い出すんですよー。

その点、やっぱり風情で考えるなら銀閣寺なのでしょう。
先ほどの例に例えるなら、こちらは「旧ザク」かな。
執事長さんが言われているように、日本古来の良さ、わび・さびみたいなのは銀箔で表現できるものでありません。
そうですね、秀吉と利休の対立みたいなもんです。(←細かく言うと全然違うけれど)
ヨウカンとゼリーみたいな。
和菓子とケーキみたいな。


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※こちらが百式。…ってことは、これも下品なのかな。
 戦場ではよく目立っていい的になりそうです。


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