お寺さんぽ Ver.03

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常照寺 (京都)

2006年10月15日 | お寺
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は京都北区、寂光山常照寺(じゃっこうざん・じょうしょうじ)です。


…えっといきなりすみません。
こちらパンフが読みづらいです。

むやみやたらに難しい漢字や専門用語を使うのはやめた方がいいです。(※一般人に配るパンフならば)
ひでるさんのつるつるブレイン(略してツルブレ)では理解するのに、ものスゴイ時間を要しました。
媚を売れとまでは言いませんが、現代に求められている”分かり易さ”が必要ではないでしょうか?

例えばね、お寺説明の一文、↓それ。(※一部省略)

元和二年(1616)本阿弥光悦の土地寄進とその子、光瑳の発願によって身延山第二十一世日蓮宗中興の祖と敬仰される、寂照院日乾上人を招じて開創された鷹峰壇林(学寮)の旧跡で、それ以来連綿と続き、世に山城六壇林中の一偉観をなしてきた。

…どうよ、コレ読めますか?理解できますか?
こんなんは興味ある人でも読む気しませんよ。たぶん・おそらく。
拝観で訪れた人も、ぱっと見はしても詳細まで読む気にはならないでしょう。
余計なウンチク説明とややこしい漢字を使っているから、こういうことになるんですね。
ひでるさんがブログ書く要領で、ちょっと修正してみましょう。

元和二年(1616)
本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)とその子、光瑳によって、日蓮宗中興の祖である「日乾上人」を招じて開かれた僧の学校(※鷹峰壇林(たかみねだんりん))の旧跡です。「山城六壇林」の一つとして、今日まで続いてきました。

……うわ、あんまり変わんないかも。まだ分かりづらいですかね。
でも、今のひでるさんにはこれが精一杯。 (※ルパン三世) 
 

さて、そんな「常照寺」
要は修行寺なんですよ。
檀林という言葉は僧が修行をするところ、すなわち学問所のこと。本来は栴檀林(せんだんりん)を略したものなんだって。
その栴檀(せんだん)ってーのは、仏や仏弟子のたとえだそうです。
読んですぐ忘れてしまいそうですね(笑)
 
でね、それを企画したのが本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)と光瑳(こうさ)親子。
でました本阿弥光悦
江戸時代初期頃のマルチアーティストで、徳川家康より鷹ヶ峰の土地を拝領すると、そこに芸術家集落を開いたという…。
その光悦が土地寄進をして、その子・光瑳のプロデュースによって日乾上人(にちけん・しょうにん)が抜擢され、建立したのでしょう。
最盛期は広大な境内に大小三十余棟の堂宇が建ち並び、百人以上の修行僧で賑わったそうです。

こちらには鬼子母神(※写真は鬼子母尊神堂)がおられるほか、「吉野太夫」でも有名なお寺なんです。
その「吉野太夫」についてはまた次の機会に。
 

[関連記事]
⇒ 光悦寺 (京都)

[住所] 常照寺 京都市北区鷹峰北鷹峰町四五

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※鬼子母神……あれ、サスペンス?
 そうかー、神様としてはちょっとマイナーですもんね。


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