お寺さんぽ Ver.03

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日本人の謝罪に「敬服」、厳罰処分「あり得ない」 (イタリア世界遺産落書き)

2008年07月03日 | ネタ
どーも、こんばんわぁ。
業務いっぱい・いっぱいなので、本当はとっとと寝たいんですが…ニュースは生モノなので、もう少し頑張ります。
さてはて、世の中の闇を一刀両断するこのブログ(大嘘)
本日は『 日本人の謝罪に「敬服」、厳罰処分「あり得ない」(イタリア世界遺産落書き) 』です。

こんなニュースがありました。
まずは↓コチラをご覧くださいませ。


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■<イタリア世界遺産落書き> 同じ聖堂、30歳の野球部監督も 茨城・常磐大高が解任
 [毎日新聞] 2008年6月30日

 水戸市の私立常磐大高の浅岡広一校長は30日記者会見し、日本人旅行者の落書きが相次いで見つかっている世界遺産登録地区にあるイタリア・フィレンツェ市の「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」に、硬式野球部の須田武志監督(30)が落書きをしていたことを明らかにした。同校は29日付で須田監督を解任した。

 浅岡校長によると、須田監督はイタリアを私的に旅行していた06年1月5日、大聖堂最上階展望台の柱に落書きをした。
須田監督は「深く考えずにやってしまった。大変申し訳ない」と認めている。

 関係者によると、落書きは油性ペンのようなもので書かれ、須田監督と妻の名前がハート形で囲まれている。
 須田監督は01年から硬式野球部の指揮を執り、07年夏の茨城大会で準優勝。7月5日に開幕する今年の茨城大会でもシード校に指定されている。
 大聖堂には岐阜市立女子短大(岐阜市)や京都産業大(京都市)の学生らが落書きをしたことが明らかになっている。
 【秋田浩平、山崎理絵】
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これら、一連のニュースにひでるさんは腹を立てていました。
…お寺・歴史好きな方は皆同じような気持ちだったと思います。

次々と明らかになる、記事の数々。
いい年の大人が世界遺産に平然と落書きする、無神経さに驚きました。
なんてことをしてくれたんだ、イタリアの人々には申し訳ない。
さぞかし現地の方は立腹しているんだろうなぁ、とか思っていたら、↓こんな記事が。


■日本人の謝罪に「敬服」 修繕責任者、大聖堂落書きで
 [共同通信] 2008年7月2日

 イタリア・フィレンツェの「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の壁に日本人の落書きが見つかった問題で、大聖堂の修繕責任者パオロ・ビアンキーニ氏は2日までに
 「落書きは許されないことだが、日本人が深い謝罪の意思を示したことに驚いた。敬服する
 と述べた。
 落書きは英語やイタリア語によるものがはるかに多く、欧米では文化財への落書きは当たり前のように見られている。
 【フィレンツェ2日共同】
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■<イタリア世界遺産落書き>「厳罰」処分 伊紙「あり得ない」
 [毎日新聞] 2008年7月2日

「教員、大聖堂に落書きで解任の危機」――。
イタリア・フィレンツェの大聖堂に落書きをした日本人が、日本国内で停学や務めていた野球部監督の解任など厳しい処分を受けていることに対し、イタリアでは「わが国ではあり得ない厳罰」との驚きが広がっている。

 イタリアの新聞各紙は1日、1面でカラー写真などを使い一斉に報道。
 メッサジェロ紙は「集団責任を重んじる日本社会の『げんこつ』はあまりに硬く、若い学生も容赦しなかった」と報じる。
 フィレンツェに限らず、イタリアでは古代遺跡はスプレーにまみれ、アルプスの山々には石を組んだ文字があふれる。
 大半がイタリア人によるものだ。

 一方でレプブリカ紙によると、大聖堂の技術責任者、ビアンキーニ氏は「日本の出来事は落書きが合法と思っているイタリア人にはいい教訓だ」と語った。
 【ローマ藤原章生】
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…………あれ、怒ってない??
そうか、あちらの感覚はまた日本とは全然違うものなんですねー。
現地でペンを渡している(→書くように勧めてた?)なんて話もどこかの記事にありました。

ただ、「パオロ・ビアンキーニ」さんが言っているとおり、落書きが悪いことは共通認識で同じこと。
公共物、しかも世界遺産に落書きしてしまったことは、軽率だったと思います。
ひでるさんは、厳罰もやむなしと考えます。

…しかし変な話ですが、イタリア各紙が一斉に報道するほどに驚かれるなど、日本人の徹底した対応、モラルの高さをこの事件がため改めて確認できました。
最近は倫理・道徳意識の低下がよく言われておりますが、まだまだ日本人は捨てたものではありません。

願わくば、こうした記事によって若い人らが何らかの事を感じてもらえれば…。
たぶん、座学で長時間説明するより、何倍もの効果があるでしょう。



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