前歯の虫歯が痛み出したので治療してもらった。
歯の痛みは辛抱するのが辛い上に食事にも差し支える。そんな時、歯医者さんは有難い。一発で痛みを抑えてくれる。
何回か通って虫歯治療し、最後に残るは「被せ」。
・・・「被せ」の選択・・・
前歯だと、「被せ」の種類を選択する必要があった。「被せ」の種類と特徴と金額について説明があり、見本をみせてくれた。
保険適用だとプラスチックで5千円程。自費だとセラミックで6万円程。『どうされますか?』と聞かれた。
・・・迷い・・・
歯の変色と劣化と耐久性と価格差? さて どっちにする?
ふと脳裏をよぎった。高い「被せ」にしたところで、あと何年、生きられるんやろか? 自分の耐久性が気になった。
わからん? 頭の中が迷走し始めた。
ためらっているのをみかねたのか、受付嬢が言った。『隣の前歯はセラミックが入っていますよ』と。
前歯1本が差し歯であることはわかっているが、材質までは覚えていなかった。
「並んでいる歯が別の材質になると、見た目も使い勝手も違和感があるかもしれない」
決まった。
治療するにも、自分の耐久性が気になる「お年頃」になってきた。