紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

エッ 濃厚接触者!

2022年03月18日 | 田舎暮らし&家族

今月初めの夕方のことだった

自分の携帯に息子から電話がかかってきた。不吉な予感がした。

「今、会社。濃厚接触者になった。これから帰るんで家の方へ入って来んといて」との電話だった。

衝撃の電話だった。状況を聞いてみた。

社内でコロナ陽性者が出たので、職場でPCR検査を受ける相談をしていたところ、保健所から聞き取り調査の電話がかかってきたという。

その結果、数人が濃厚接触者になったという。息子もその一人だった。

オミクロンは感染力が強いとの評判なので、感染を覚悟した。

 

・・・我が家で隔離・・・

これから自宅に帰ると連絡してきたが、家に帰れば家族がいる。すでに感染しているかもわからないが、そうでないかもわからない。孫たちへの影響が気になった。不安になった。

そこで、息子に『子ども達のことが心配や。自宅ではなく我が家で隔離生活した方がいい。気使わんでもいい』と伝えた。

そうは言ったものの、家内とパニック状態になりながらも、大慌てで隔離部屋の準備をした。テレビも必要と言うのでアンテナ線を引いたり、他の部屋にあったテレビを運び込んだりもした。

家内と家の中でもマスクを着用することや、使い捨てのビニール手袋を使うことや、食器の扱いや洗濯など感染防止対策を相談した。

食事は部屋へ差し入れすることにした。1Fのトイレは息子専用にした。玄関と勝手口も使い分けることにした。

急な連絡だったので、ドタバタしながらの準備だった。

 

・・・PCR検査の結果・・・

翌日、保健所でPCR検査を受けてきた。その後、『陰性』との連絡が来た。

ホッとした! 安堵した! 嬉しかった! 途端に気が緩んだ。 

でも「濃厚接触者」なので、「陰性」でも数日間は自宅待機が義務づけられた。その間、毎日、保健所から体調や体温の聞き取りの電話がかかってきていた。

無事に待機期間も終了した。何事もなくてホッとした。嬉しかった。でも「出所祝い」はしなかった。

 

・・・家庭内感染は怖い・・・

今回、息子は幸いにも陰性だったが、陽性だったら家庭内感染していた可能性もあった。

時期が時期だけに、気になったのは孫達にとって大切な「高校受験」や小・中学校の「卒業式」を控えていたことだった。

今は卒業式も終わり、高校入試も終わって無事に合格もできた。今月末の孫のミニバスケの全国大会出場にも悪影響を及ぼさなかった。良かったー。

やや感染者数が減少してきたものの、これからも、いつ何時、家族が感染したり濃厚接触者になるかもわからない。感染防止に気をつけたとしても、限りがある。

どうにもできないとはわかっていても、「老い先、たかが知れている自分。自分がどうなろうとも、孫たちだけはコロナに巻き込まれないように」と、そればかりを祈らずにはいられない。

<当時、不安な心中で作った朝食3人分:息子の分は隔離部屋に差し入れた>