ルナブックス 主婦の友社 272ページ 780円＋税
流行の兆しが見えるハーレクイン・シリーズのセクシー方向へ展開したラブ・ロマンス小説。集英社の「ベルベット文庫」に続いて、主婦の友社から「ルナブックス」というシリーズが立ち上がりました。主婦の友社のWebを見ると、キャッチコピーが「ちょっとHでキュートで明るいロマンス短編集レーベル」。解説がちょっと小粋、いや笑いました。「なんとみんな大好きエロマンスに新レーベルが登場。」
＜エ＞ロマンス でございます。
さて、本書は短編というよりも中編と言える 2人の作者による2編を収録。エロマンスにはちょうど良いくらいのサイズ。
ヴェールド・デザイアー
メイソンは幼い頃事故で両親を亡くしレイラとサーシャ姉弟の家族とともに過ごし、レイラにとってはメイソンは弟のような存在であった。それから数年、メイソンは医師に、サーシャは警官にレイラはランジェリーショップに勤めていた。メイソンがレイラの住まいの裏側に引っ越してきた。メイソンはハンサムで長身、セクシーなドクターになっていた。二人はお互いに意識し合い、・・・・。
モア・ザン・フレンズ
ルーシーは仕事のパートナーであるセバスチャンがスキンヘッドにした瞬間、男性として求めたくなり。。。
弟同然であった4歳年下の男性を意識し始める、毎日顔をつきあわせていた仕事のパートナーがふとしたきっかけで男に見えてくる。女性視点での恋愛の開始、そしてエロマンスが始まるというラブロマンス小説です。
この長さだと、ちょっとした隙間時間に読めます。この類の小説はこのくらいの長さが最適なのかもしれません。
主婦の友社のエロマンスの第1作。選りすぐりの作品が選ばれているはず。楽しめます。
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