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「リブセンス<生きる意味>」 上阪徹

2013-10-09 | 本と雑誌

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日経BP社 Kindle版

早稲田大学1年生の時に創業、25歳にて最年少記録で上場したリブセンスの村上太一社長。彼がなぜ大学生で創業できたか、そして25歳にて上場できたのかを、本人へのインタビューにて探った本。

まず村上太一は「利益を上げることが最大の目的ではない」「人々の不便をなくし、世の中の役に立ち、事業を大きくして社会に良い影響を与えたい」と語る。リブセンスの家営利年は『幸せから生まれる幸せ』である。
村上太一はこの理念を追求して、これを実行。そして会社を大きくして上場までさせた。お金が入っても六本木ヒルズに住んだり、自動車を買ったりしない。お金を儲けて、贅沢をする、有名人に会うというような欲望が無い。今までにない、新しいタイプの経営者の登場である。

リブセンスはアルバイトや派遣の情報サイトを生業としている。この業界はリクルートなどの大手が握ったエリアであり、学生のビジネスが成功するとは誰もが思わなかった。ここに成功報酬制や祝い金の仕組みを盛り込み、成功。その後100社以上の競合が真似するが、負けることなく今に至っている。本書では簡単に「ノウハウの蓄積と先行者利益」という解説で済ませているが、この言葉の裏、下には多くの仕掛けがあるのではないかと思います。

メモ
・事業がうまくいくためには、新しい仕組みが必要になります。新しい仕組みをつくるためには、既存の仕組みをどのくらい知っているかがカギになります。
・新しいビジネスモデルは、古いものの焼き直しであったりすることが多い。だから、既存のビジネスモデルやセオリーをたくさん知っておくことが必要です。
・自分の視点からではなく、利用者の視点から物事を考える。多くの人が必要とし、便利と感じるサービスを常に提供していく。先を見越し、将来を考えた事業を展開する。何事も、考えるだけでなく実際に行動を起こす。私たちの企業を通じて、人々が快適に暮らすことができる社会を作る。

珍しく誤字を発見。
「自立性」 → 正「自律性」

あっさりとした記載に終わっています。欲が無くて、そして家庭環境、大学、友達が良かったから上場できたというような感じにも受け取れます。きっと裏にはどろどろした話や、涙ながらの反省とかもっとあるのでは。それを笑顔に隠してさっぱりとすませるのが村上太一社長のスタイルなのでしょうけども、ツッコミが浅いように感じて不完全燃焼となった本です。


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