「うちの妻ってどうでしょう？ 1」 福満しげゆき

双葉社 Kindle版

あまり売れない、気の小さい漫画家 と 少し太めで短気でもかわいい妻との日々を描いた漫画。
飴を噛む とか 雑誌を読む、足の親指のクセなど、ごく普通の生活での出来事をとりとめもなく漫画にしたような作品です。当然、オチもなく盛り上がりもなく、事件もありません。これで漫画になるのかと心配するくらいです。週刊漫画誌に数ページこういうのが入るのは良いですが、単行本としてまとめて読むと、きついものがあります。

妻を描いた作品としては、「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」という作品があります。これはサラリーマンの妻を描いた作品ですが、味があって、ストーリーによっては心が熱くなったりします。「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」は読み返したくなる名作です。

追い打ちをかけるようですが、この漫画 絵が上手くない。しかも 再利用をやって手抜きしたと言いたいコマが多い。先日読んだ「猫なんかよんでもこない」も画は上手くなかったですが、こちらはひとコマひとコマ一生懸命書いたということが伝わってきました。

これはおすすめできない漫画です。


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