お杖なしで田野駅を出発。
55号線をしばらく歩いていると旧道に入る。
するとやたらと製材所が多い道だった。
そういえば前もこんな道だったなあなんて思い出したりして、何年も前のことでも
意外と覚えているもんだ。
特にこの先、神峯寺への道沿いにはやたら豪華というか、ごつい日本家屋が
立ち並ぶ道だったことも覚えていたので、そのあたりに来ると懐かしいやら・・・。
屋根が二重になってたり、壁の途中に瓦が挟まれていたりと、とにかく豪華、
悪く言えばゴテゴテしてるとも言う。(笑)
しかし、重そうな家だなぁ。
地震が来たら一発でアウトな気がするけど、大丈夫なんだろうか?
でも家自体は新しいのであった。窓枠やら玄関やらはサッシだったし。
昔からの建物はむしろ少なそう。けっこう見栄っ張りな地域なのかも。(笑)
そうして神峯寺への分岐に到着。立派な遍路石があった。
前回は浜吉屋さんに泊まったので神峯寺へは宿から教えてもらった農道を通って
いき、この道は歩いていないのだけど、けっこう分かりにくいかも。
なぜなら神峯寺のある山を見てもお寺はまったく見えないのだ。
道沿いにシールもあまり貼ってなかったし、ごめん・なはり線の高架がトラ模様に
なっているところをくぐると分かっていなかったらわき道に入ってしまいそうだなあ。
そんなことを思いつつ高架下のほうに進んで行くと分岐地点に到着。
ここから3.5キロ、まっ縦と呼ばれる道に入る。前は宿に荷物を置いていったので
楽勝だったけど、今回はそういう訳にはいかないからどうだろう?お杖もないしな・・。
しかしあまり心配しなくてもよかった。道のりの前半は緩やかな登りだったから、
3.5キロずーっとしんどい目には合わなかったし。
でも、あと1.8キロのへんろ道と車道の分岐からはさすがに大変!
ここからのことを「まっ縦」と呼ぶのかも?
お寺さんが作った「徒歩道」と書かれた大きな看板に従って山道を登る、その前に
休憩。いいところにベンチがありますな。
ここからはくねくねと曲がる車道の間をそれこそ縦に突っ切って登る。
すぐにゼーゼーと息が上がる。でも、車道で区切られている分ものすごくしんどい
感じはない。
しばらく登ると見晴らしのよい林に出た。
前に梅林と書いたがあれは大間違い。桜でした。(笑)
また、ここにはすばらしい展望の遍路小屋が!
あれは金剛頂寺のあたりかなあ?
ここからまた少し登ると、お寺の駐車場があり、麓にあるドライブイン27の支店が
出来ていた。びっくり!
ここから2,3分で山門に到着。あいにく工事中だったので、帰りに山門から海を
見ることは出来なさそうだ。残念!
境内に入るとお寺には参拝客がまったくおらず、ゆっくりと名水である神峯の水で
手を洗い、鐘を突いてから長い階段を登る。1日目で良かった。(笑)
左手の本堂でお参り。四国では珍しく堂内に上がれるようになっているので、中に
入ろうかと思ったら参拝客が来てしまった。
リュックは本堂向かいのベンチに財布と納経帳も全て入れたまんま。
うーむ、上がるなら荷物を取りに戻らないといけないし・・・。
結局持ってくるの面倒さに上がるのをやめました。あ~あ。
それから大師堂へ移動して同じようにお参りする。本当はこの上にある空と海の
展望台に行きたかったんだけど200mも高低差があるのでやはり面倒でやめた。
駄目ですな・・・。
そして納経所に行き印をいただく際に手拭いがないか聞いてみたが無いとのこと。
あり~?夜光虫さん持ってなかったっけ?!
分からんなあ?
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シンプルだから愛用していますが---。
品切れだったのでしょうか?
そういえば、「空と海の展望台」もありましたね。
同宿だった若夫婦は登っていきましたが、私は宿に荷物を置いて空身だったけど、最終日で足がそれどころではなかったです---。
ま、ええか・・・。