風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

九重山つつじトレッキング その5

2012年06月18日 06時57分25秒 | ハイキング・登山

2日目。夜から降り続いていた雨は朝になっても降っていた。4時半頃にはすっかり起きてしまった
ので、今日はどうしようかなあ?と思いつつ、適当にパンをかじったりお茶を飲んだり、暇つぶしに
持ってきていたナンプレなんかしてたんだけど、やむ気配はない。



1日中テントの中ではさすがにうんざりするので、トイレも行きたいし意を決してもろもろの準備を
したら8時前にテントを飛び出した。一時小降りになった中を法華院温泉へ。
今回は傘を持ってこなかったので雨具で動くしかなく、テント泊だから雨具を出来るだけ濡らしたく
ないのだよ。

あまりひどく濡れることなく法華院温泉に着き、スタッフに温泉は入れるか聞いてみたところ、
「今掃除したところなので入れるのは10時ごろになります。」とのこと。うーんと考えた末、それまで
食堂で時間を潰すことにした。テント泊の人も無料で入れる談話室も別にあるんだけど、食堂には
雑誌とかもあるし。



何も注文しない場合は休憩料として「1時間300円」となっていたが、それならコーヒー1杯300円
だからコーヒー飲んだほうがお得と思い、コーヒーとセサミサブレ200円を購入。
(実際に1時間300円取るとは思えないけど、すごく混み合うときのためのけん制なのかなあ?)

2時間もあるので岳人の最新号を読む。表紙がモデルみたいな人を使った写真だったので、岳人
も変わったなあと思っていたら瑛太だった。中の記事では瑛太も山に登るらしい。へ~。
ここには山渓のほかにピークスやランドネまであってびっくり。

途中で食堂のお掃除が始まったので、奥の部屋に移動。そこでは各種DVDも見られるようになって
いた。その部屋の一角に色紙が飾られていたので見てみると・・・



おお!深田久弥直筆の句ですね。

お掃除が終わった後もとの席に戻ってさらにコーヒーをもう1杯頼み、10時近くになったので
温泉に入ることに。たまたま今の時期販売されていた「温泉手形」1000えんを購入。



これは1000円で法華院温泉だけでなく登山口付近の温泉など3回入れるというもの。
有効期限は半年あるので、一度に3度入ってもいいし、半年以内にまた来ても入れる。



法華院温泉は1回500円なので、2回入れば元が取れます。



温泉は貸切だった。こんな天気でもみんな山に登りに行っていて、朝の10時から温泉に入る
人はいないみたい。(笑) 入りたての温泉に一人でぼーっと浸かる。贅沢だねえ。

1時間ほど入ったらとりあえず温泉を出て、隣にある休憩室みたいなところで「かぼすCサワー」
なるローカルドリンクを飲んだ。



外は相変わらず降ったり止んだりの天気。休憩室に居ればまた温泉には入れるが、さすがにお腹
が空いてきたので、降参して談話室に移動すると、湯船で最後に一緒になりお話しした女性がいた
ので一緒にお昼を食べることに。

途中で旦那さんも帰ってきて、お話ししたのだが、すごくバイタリティのある夫婦だった。
すでにお二人ともリタイアされた身らしく、千葉から1か月の予定で車に荷物を積みこんで南下しな
がら山を登ったりゴルフをしたり温泉に入ったりしているらしい。山とゴルフ、家ではカヌーもし、なん
でもやっちゃうスーパー夫婦だ。すごい。もう100名山もほとんど登っていて、久住山は残しておいた
のだそう。300名山あたりを今回は登ったが、兵庫は氷ノ山にも登ってきた、良い山だったとのこと。

気のおけない素敵なご夫婦だった。旦那さんがずっと使っているというぼこぼこの飯盒が印象的。

さて、お昼は昨日食べる予定だった「キーマカレー」にし、食器を汚したくなかったのでアルファ米に
入れて食べた。カレーはいつ食べてもおいしいなり。

それからずーっとお二人とお話しし、途中でまた温泉に入り、また戻ってお話しし、としていたら山
から戻ってきた人たちや今日お泊りの人たちがずぶぬれでどんどん入ってくる。乾燥室も談話室
の一角にあるのだが、もう乾くかどうか怪しいくらいのぎゅうぎゅう詰めである。

それを横目に見ながら明日の準備。



去年の夏山で夜光虫さんが作ってくれたちらし寿司がおいしかったので、明日のお昼用に
ちらし寿司を作っておく。寿司太郎とか持ってきて白米に混ぜたらいいんだけど、今回は1
人なので1人用のちらし寿司に+さけフレークを追加。この追加がおいしいんだよねえ。
全部入れたら平治岳と同じくらいピンク色になりました。(笑)

そうして16時半ごろに重い腰を上げてテントへ。
ご夫婦は法華院温泉のテン場なので談話室のすぐ横なのだ。う、うらやましい。
だってこの談話室、中に水道もあり、ウォームレットのトイレも完備。温泉もビールも近い。
坊がつるは無料だけど、これだけ雨が降っていると傘を持ってこなかった身としてはこちらに
テントを張るべきだったなあと思いました。テントが浸水してないか心配だったし。

結局戻ってみるとテントは無事でしたが。

心配は浸水だけではないのだ。
なんせ昨日の夕方にある男性が、「すいません。避難小屋にザックを置いておいたんですが
無くなってるんです。何か聞いてませんか?」

ええっ?!盗難?

平治岳へサブザックで登って、今夜はテントで泊まる予定だったのだろう。途方に暮れていた。
坊がつるからは最低でも2時間、その荷物を背負って歩かなければならないのに盗むやつが
いるの? そういえば八経岳でもザック盗難の注意書きがあったな。恐ろしい世の中だ。

私は今回盗られたら痛いのは何と言ってもテント!どっか名前書いておこうと思いました。
今の世の中、自分で使うためじゃなくてネットで転売もできるからなあ・・・。
お遍路の納経帳が盗まれるのと同じですね。納経帳にも必ず名前を書きましょうね。

さて、明日は雨止んでくれるかな?雨でも最終日だから雨具が濡れても構わないし、行こうかな。